特許
J-GLOBAL ID:200903007688460034

乗員保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-346811
公開番号(公開出願番号):特開2001-163133
出願日: 1999年12月06日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構造による衝突時の乗員減速度の好適な低減を車体寸法のコンパクト化と併せて実現し得る自動車の乗員保護装置を提供する。【解決手段】 衝突時、衝突初期に荷重伝達装置を介して後方荷重をシートに伝達することでシートに平均減速度より大きな減速度を発生させ、次に荷重伝達装置を反力発生部材に衝当させてシートに一時的にマイナスの車体減速度(加速度)を発生させ、最後に車体全体が一体となって平均的な減速度で減速するので、乗員減速度の低減に好ましい車体減速度波形を実現することが可能となるばかりでなく、従来よりも小さな車体変形量(ダイナミックストローク)においても大幅な乗員減速度の低減を達成することができる。また、簡単な構造で実現可能なことから、車体をコンパクト化し得る。
請求項(抜粋):
乗員シートと一体をなし、かつ車体の衝突時に該車体に対して前後方向に相対的に移動可能な可動部と、着座した乗員を拘束するべく前記乗員シートまたは前記可動部に設けられた乗員拘束手段と、車体の衝突時に該車体に生じる衝突エネルギを或る減速度をもって吸収し得る衝撃吸収部と、衝突初期に衝突荷重によって前記可動部を後方に移動させる荷重伝達装置と、前記可動部が所定量後方に移動したら前記可動部に前方への反力を発生させる反力発生部材とを有し、前記反力発生部材が、前記荷重伝達装置に直接作用するようになっており、車体の衝突時にその衝突荷重を前記荷重伝達装置により前記可動部に伝達して前記車体に対して相対的に所定量後方に移動することで該可動部に一時的に高い減速度を与えた後、前記反力発生部材が前記荷重伝達装置に作用して該荷重伝達装置を介して前記可動部に一時的に前方への加速度を与え、その後車体全体で衝突エネルギを吸収するようになっていることを特徴とする自動車の乗員保護装置。
IPC (2件):
B60R 21/02 ,  B60N 2/42
FI (2件):
B60R 21/02 C ,  B60N 2/42
Fターム (1件):
3B087CD03

前のページに戻る