特許
J-GLOBAL ID:200903007704550260

雑音低減方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 将高
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-068548
公開番号(公開出願番号):特開平9-258792
出願日: 1996年03月25日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 聴感上の音質の劣化が少ない雑音低減方法および装置を提供することである。【解決手段】 入力信号15はディジタル信号に変換された後、周波数帯域分割部22で複数の帯域に分割される。その後、入力信号パワー計算部24で入力信号の平均パワーレベルが計算され、これと並行して雑音パワー計算部31で雑音パワーの推定が行われる。次いで、損失値計算部32において、平均パワーレベルと雑音パワーとから帯域信号中に占める各帯域毎の雑音の比率を求め、この比率に基づいて帯域毎の損失値を求める。次いで、損失値挿入部33において前記損失値を挿入し、雑音の低減した帯域出力信号を得た後、これを時間領域変換部28で時間領域に変換し、次いで、アナログ信号に変換し、雑音の低減した出力信号を得る構成を特徴としている。
請求項(抜粋):
目的となる音声信号と不要な雑音信号の混在する音声雑音混在信号から雑音信号を除去した信号を出力する雑音低減処理装置であって、前記音声雑音混在信号を複数の帯域に分割する周波数帯域分割手段と、前記分割された複数の周波数帯域の各帯域信号に対して各帯域毎の入力信号パワーを計算する入力信号パワー計算手段と、前記分割された複数の周波数帯域の各帯域信号を用いて前記各周波数帯域毎の雑音パワーの推定を行う雑音パワー推定手段と、前記各帯域毎の入力信号パワーと前記各帯域毎の雑音パワーとを比較して、前記各帯域信号中に占める前記各帯域毎の雑音の比率を予測し、これに基づいて前記各帯域毎の損失値を決定する損失値計算手段と、前記分割された複数の周波数帯域の各帯域信号に対して前記各帯域毎に決定された前記損失値を挿入し、前記各帯域毎の雑音を低減した帯域出力信号を出力する損失挿入手段と、前記帯域出力信号を時間領域に変換し全帯域信号に合成する時間領域変換手段とを有することを特徴とする雑音低減装置。
IPC (3件):
G10L 9/14 ,  H04B 15/00 ,  H04B 1/04
FI (3件):
G10L 9/14 F ,  H04B 15/00 ,  H04B 1/04 R
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平3-266899
  • 特開昭59-067732
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-266899
  • 特開昭59-067732

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