特許
J-GLOBAL ID:200903007714281550

熱可塑性樹脂組成物およびその成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-214666
公開番号(公開出願番号):特開平11-060925
出願日: 1997年08月08日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【課題】高強度で薄肉流動性に優れ、かつ優れた耐熱性を有する成形体を与える熱可塑性樹脂組成物を提供すること。【解決手段】流動温度が310°C〜400°Cである溶融液晶性ポリエステル(A)1〜99重量部、流動温度が270°C〜370°Cである溶融液晶性ポリエステル(B)99〜1重量部、および下記の構造単位I,IIおよびIIIからなるポリエステル(C)を所定の割合で配合してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。【化1】(Xは-SO2-、-CO-、-O-、-S-、-CH2-、-CH2-CH2-、-C(CH3)2-および単結合の中から選択された1種または2種以上であり、R1 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲン原子を表し、pは0〜4の整数、mおよびnは1〜4の整数である。)
請求項(抜粋):
下記に定義される流動温度が310°C〜400°Cである溶融液晶性ポリエステル(A)、下記に定義される流動温度が270°C〜370°Cである溶融液晶性ポリエステル(B)、および下記に定義されるポリエステル(C)を必須成分として含有し、(A)と(B)の流動温度の差が10〜60°Cであり、(A)と(B)の合計100重量部当り(A)1〜99重量部、(B)99〜1重量部を含有し、(A)と(B)と(C)の合計100重量部当り(C)を1〜99重量部を含有してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。流動温度:内径1mm、長さ10mmのノズルを持つ毛細管レオメーターを用い、100kg/cm2の荷重下において、4°C/分の昇温速度で加熱溶融体をノズルから押し出すときに、溶融粘度が48000ポイズを示す温度。ポリエステル(C):【化1】(式中、Xは-SO2-、-CO-、-O-、-S-、-CH2-、-CH2-CH2-、-C(CH3)2-および単結合の中から選択された1種または2種以上であり、R1は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲン原子を表し、pは0〜4の整数、mおよびnは1〜4の整数である。同一または異なる核上の複数の各R1は相互に異なっていてもよい。また各pは相互に異なっていてもよい。)で表される繰返し単位からなり、式【数1】0≦(I)≦95(mol%)(II)+(III)=100-(I)(mol%)および0.9≦(II)/(III)≦1.1を満足する関係を有するポリエステル。

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