特許
J-GLOBAL ID:200903007717870220

生下水未利用熱活用システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-107060
公開番号(公開出願番号):特開平10-300388
出願日: 1997年04月24日
公開日(公表日): 1998年11月13日
要約:
【要約】【課題】 ボール洗浄装置を採用し、生下水から安定して熱回収ができる信頼性の高い未利用熱活用システムを提供するものである。【解決手段】 通常運転時にはオートストレーナ2で繊維ごみ等を除去した生下水と配管10内の清水との熱交換を熱交換器4で行い、排出された生下水はそのまま配管9から外部へ排出する。熱交換器4内のチューブが汚れてくると、制御装置16によって三方切り換え弁13を切り換え、熱交換器4からの生下水をボール洗浄装置7へ送り、ここで洗浄用ボールは分離されて熱交換器4へと再循環され、熱交換器4内を洗浄する。洗浄用ボールを取り除かれた生下水は弁14経由で外部へ排出される。
請求項(抜粋):
生下水を汲み上げるための汲み上げポンプと、該汲み上げポンプにより汲み上げられた生下水からごみを除去するための一次ごみ除去手段と、該手段を通過した生下水と熱利用装置の熱源機器へ熱を運ぶための清水との間の熱交換を行うための熱交換手段とを備えた生下水未利用熱活用システムであって、洗浄用ボールを含む生下水が入力されたときに前記洗浄用ボールを生下水と分離するためのボール捕集器と、前記熱交換手段から排出された生下水を前記ボール捕集器へ導くための第1の弁と、第2の弁と、前記ボール捕集器により分離された洗浄用ボールが前記第2の弁を介して前記一次ごみ除去手段を通過した生下水に混入するように送り出すためのボール用ポンプと、前記ボール捕集器から排出された生下水を外部へ排出する経路に設置された第3の弁と、前記第2及び第3の弁を閉じ、前記ボール用ポンプの運転を停止し、かつ前記熱交換手段から排出された生下水がそのまま外部へ導かれるように前記第1の弁を切り換えて未利用熱の回収を行うところの通常モードによる運転と、前記第2及び第3の弁を開とし、前記ボール用ポンプを駆動し、かつ前記熱交換手段から排出された生下水が前記ボール捕集器へ入力されるように前記第1の弁を切り換えることにより、前記洗浄用ボールが前記ボール捕集器から前記第2の弁を介して前記熱交換手段へ生下水とともに入力され、該熱交換手段の内部を通過したのち前記第1の弁を介して前記ボール捕集器へ入力され、ここで分離されて再び熱交換手段へと循環され、一方前記ボール捕集器から排出された生下水は前記第3の弁を介して外部へ導かれるようにして未利用熱の回収と前記洗浄用ボールによる前記熱交換手段の洗浄とを同時に行うところのボール循環モードによる運転と、を切り換え制御するための第1の制御手段と、を備えたことを特徴とする生下水未利用熱活用システム。

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