特許

J-GLOBAL ID：200903007750815995

耐デント性と耐面歪性及び加工性に優れた鋼板とその製造方法

発明者： 松津 伸彦 ,  浅野 裕秀 ,  手墳 誠
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 秋沢 政光 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-072875
公開番号（公開出願番号）：特開平6-264175
出願日： 1993年03月09日
公開日（公表日）： 1994年09月20日
要約：

【要約】【目的】 本発明は主にプレス加工される自動車部品等に使用される耐デント性と耐面ひずみ性および加工性に優れた鋼板とその製造方法を提供する。【構成】 Ti、Nbの内1種以上を含有し、さらにC、Si、Mn、P、S、Al、N量を規制した2種の溶鋼A、BがA、B、Aの順で複層構造をなし、かつ表層側から連続して凝固し、1〜10%の遷移層を有する鋳片あるいは鋼塊を素材として、Ar3 -50°C以上で熱延し、その後冷延し、再結晶温度以上で焼鈍することにより、強度30kgf/mm2 以上で耐デント性と耐面ひずみ性および加工性に優れたクラッド鋼板を得る。尚、内層にBを所定量添加しても良い。

請求項（抜粋）：

2種の成分系A、Bの鋼がA、B、Aの順で複層構造を成している鋼板において、表層に位置する鋼Aの成分が質量割合でC :0.05〜0.2%Si:3.0%以下Mn:0.5〜3%P :0.1%以下S :0.02%以下Al:0.1%以下N :0.01%以下かつTi:0.02〜0.2%Nb:0.01〜0.1%のうち1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、内層に位置する鋼Bの成分が質量割合でC :0.01%以下Si:0.5%以下Mn:0.5%以下P :0.1%以下S :0.03%以下Al:0.1%以下N :0.01%以下かつTi:0.006〜0.2%Nb:0.003〜0.1%のうち1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、A層とB層との境界部に鋼板板厚の1〜10%の厚さの遷移層を有することを特徴とする耐デント性と耐面歪性及び加工性に優れた冷延鋼板。

IPC (7件)：

C22C 38/00 301 ,  B21B 3/00 ,  B22D 11/00 ,  B32B 15/01 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/14