特許
J-GLOBAL ID:200903007782623494

角落とし

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 衞藤 彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-187622
公開番号(公開出願番号):特開平9-003861
出願日: 1995年06月19日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】【目的】 ダム仮設ゲート構築用の角落としの積載作業を効率化するとともに、水密性を向上させる。【構成】 角落とし1は、水堰部2とその両端の戸当たり部3とからなる。角落とし1の一面の全周縁に嵌溝4を設け、嵌構4内に止水用のパッキング5を嵌着する。パッキング5で囲まれた水堰部2には、上面から下面に貫通するように水抜き孔6を穿設して、積載及び解体時の過圧による反発、負圧による吸着を防止する。水堰部2には雌雄一対の積載案内具8を設け、上下の角落とし1を正確に位置づける。戸当たり部3には、板状のパッキング12を側端から延出するように取り付けて止水するとともに、貯水側壁面に転倒防止具13を取り付け、本ゲートと仮設ゲート間に水がある間の角落としの安定化をはかる。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 水堰部と、水堰部の両端戸当たり部とからなる角落としであって、水堰部の上面または下面の実質的周縁にパッキングを敷設し、パッキングに囲まれた部分に上面から下面に貫通する少なくとも1個の水抜き孔を穿設したことを特徴とする角落とし。【請求項 2】 水堰部が両戸当たり部より厚肉に形成されていることを特徴とする請求項1記載の角落とし。【請求項 3】 水堰部の上面または下面の実質的周縁に嵌溝を設け、嵌溝内に断面略円形のパッキングを嵌着させたことを特徴とする請求項1記載の角落とし。【請求項 4】 嵌溝が周縁からゲート側壁面までの嵌溝延出部を含むことを特徴とする請求項3記載の角落とし。【請求項 5】 水堰部の上面に吊り下げ具を埋設したことを特徴とする請求項1記載の角落とし。【請求項 6】 水堰部のゲート側壁面の任意の位置に握り手を設け、積載したときタラップを構成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の角落とし。【請求項 7】 各戸当たり部のゲート側壁面に、側端から延出するように板状パッキングを取り付け、周縁パッキングから板状パッキンまでパッキング延出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の角落とし。【請求項 8】 水堰部と、水堰部の両端戸当たり部とからなる角落としであって、水堰部の側壁面の任意の位置に、雄雌一対の積載案内具を少なくとも1カ所設けたことを特徴とする角落とし。【請求項 9】 水堰部と、水堰部の両端戸当たり部とからなる角落としであって、両戸当たり部の貯水側壁面に伸縮可能な転倒防止具を設けて、戸当たり部のゲート側を堰堤壁面に押しつけるようにしたことを特徴とする角落とし。【請求項10】 転倒防止具がボルトであり、両戸当たり部の貯水側壁面に取り付けたことを特徴とする請求項9記載の角落とし。【請求項11】 水堰部と、水堰部の両端戸当たり部とからなる角落としであって、水堰部を戸当たり部より厚肉に形成し、水堰部の上面または下面の周縁に嵌溝を設け、嵌構内に断面略円形のパッキングを嵌着し、周縁嵌溝からゲート側壁面まで嵌溝延出部を設けてパッキング延出部を嵌着し、嵌溝に囲まれた部分に上面から下面に貫通する少なくとも1個の水抜き孔を穿設し、水堰部の上面に吊り下げ具を埋設し、水堰部のゲート側壁面の任意の位置にタラップ構成用の握り手を設けるとともに、雌雄一対の積載案内具を少なくとも1カ所取り付け、各戸当たり部のゲート側壁面に側端から延出する板状パッキングを取り付け、パッキング延出部が板状パッキングに接するようにし、貯水側壁面に転倒防止用のボルトを設けたことを特徴とする角落とし。

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