特許
J-GLOBAL ID:200903007845103780

燃料油の冷時流動特性を改善する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-014795
公開番号(公開出願番号):特開平11-286690
出願日: 1999年01月22日
公開日(公表日): 1999年10月19日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 冷時濾過器目詰り点(CFPP)を良好に低下させCFPPリバージョンが起こらず、含添加剤油の曇り点より高温度でも濾過性を減じない鉱油/鉱油蒸留物用添加剤を提供する。【解決手段】 硫黄分500ppm未満、鎖長C18以上のn-パラフィンを8重量%以上含む燃料油の冷時流動特性改善のための、A1) a) 96mol %までの式1-CH2 -CR1 R2 - 1[R1 とR2 は独立して水素またはメチルである]の構造単位及びb) 1〜10mol %の式2[R3 は第三炭素原子を含む飽和の分枝状C6 〜C16-アルキルである]の構造単位を含む低級オレフィンとビニルエステルとのコポリマー15〜50重量%、及びB)自体で冷時流動改善剤である、エチレンとビニルエステルまたはアクリレートとの別の一種以上のコポリマーまたはターポリマー85〜50重量%、の混合物を含有する添加剤。
請求項(抜粋):
500ppm未満の硫黄含有率を有しかつC18以上の鎖長を有するn-パラフィンを少なくとも8重量%の割合で含む燃料油の冷時流動特性を改善する方法であって、A1) 以下の構造単位、つまりa) 96mol %までの割合の以下の式1-CH2 -CR1 R2 - 1[ 式中、R1 及びR2 は、互いに独立して、水素またはメチルである]で表される二価の構造単位、及びb) 1〜10mol %の割合の以下の式2【化1】[ 式中、R3 は、第三炭素原子を含む飽和の分枝状C6 〜C16-アルキルである] で表される二価の構造単位、を含む、低級オレフィンとビニルエステルとのコポリマー15〜50重量%、あるいはA1) の代わりにA2) 以下の構造単位、つまりa) 96mol %までの割合の以下の式1-CH2 -CR1 R2 - 1[ 式中、R1 及びR2 は、互いに独立して、水素またはメチルである]で表される二価の構造単位、及びb) 1〜10mol %の割合の以下の式2【化2】[ 式中、R3 は、第三炭素原子を含む飽和の分枝状C6 〜C16-アルキルである]で表される二価の構造単位、及びc) 10mol %までの割合の以下の式3【化3】で表される二価の構造単位、(但し、式2及び3で表される構造単位のモル割合の合計は4〜12mol %である)を含む、低級オレフィンとビニルエステルとのコポリマー15〜50重量%、及びB) それ自体で冷時流動改善剤である、エチレンとビニルエステルまたはアクリレートとの更に別の少なくとも一種のコポリマーまたはターポリマー85〜50重量%、の混合物を含有してなる添加剤を添加することを特徴とする上記方法。

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