特許
J-GLOBAL ID:200903007871307016

溶接性の優れた低降伏比高張力鋼の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-264993
公開番号(公開出願番号):特開平5-105946
出願日: 1991年10月14日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は溶接性に優れ、かつ降伏比が低く耐震性に優れた建築用引張強さ80kgf/mm2 級高張力鋼の製造法である。【構成】 低C-Nb-1%Cu-Ti系を基本とするBフリの低PCM鋼を特定の条件で加熱・圧延後、直接焼入れし、ついで760〜880°Cに再加熱・焼入れ、Ac1 以下の温度で焼戻処理を行なう。【効果】 現場での溶接時の予熱のフリー化または軽減が可能となるとともに、建築物の耐震性の大幅な向上が可能となった。
請求項(抜粋):
重量比でC :0.04〜0.11%、Si:0.5%以下、Mn:0.8〜1.6%、P :0.03%以下、S :0.01%以下、Cu:0.90〜1.50%、Ni:0.30〜2.0%、Mo:0.20〜0.60%、Nb:0.010〜0.05%、Ti:0.005〜0.025%、Al:0.06%以下、N :0.005%以下、かつPCM=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B(%)が0.28%以下を満足する残部が鉄および不可避的不純物からなる実質的にBを含有しない鋼を1000°C〜1250°Cの温度範囲に加熱して、1050°C以下の累積圧下量が30%以上になるように圧延を行なった後、700°C以上の温度から焼入れ、ついで760〜880°Cに再加熱後、再び焼入れし、Ac1 以下の温度に再加熱して焼戻処理することを特徴とする溶接性の優れた低降伏比高張力鋼の製造法。
IPC (3件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-311520
  • 特開平4-314824
  • 特開平4-333516

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