特許
J-GLOBAL ID:200903007962778356

車輌の減衰係数制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 明石 昌毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-192225
公開番号(公開出願番号):特開2001-018622
出願日: 1999年07月06日
公開日(公表日): 2001年01月23日
要約:
【要約】【課題】 旋回方向が逆転する状況に於ける車輌の運動性能を向上させる。【解決手段】 車輌の旋回内側に配置されたヒーブ制御用の仮想のショックアブソーバ122F、122R及びロール制御用の仮想のショックアブソーバ124F、1241Rの減衰係数に基づき実際のショックアブソーバの目標減衰係数が演算される(S620〜780)。車輌の横加速度Gyの大きさが大きいときには(S60)、現在の操舵角δ(n)とnサイクル前の操舵角δ(0)との積である判定値Vaの符号に基づき車輌の旋回方向の逆転が判定される(S70、80)。旋回方向の逆転が判定されるとδ(n)の絶対値とδ(0)の絶対値との和である判定値Vbが基準値Vbe以上であるか否かにより旋回方向の逆転が急激であるか否かが判定され(S90、100)、旋回方向の逆転が急激であるときにはヒーブ制御用の仮想のショックアブソーバの減衰係数Cgf及びCgrが所定の時間最大値Cgfmax及びCgrmaxに設定される(S40、50、110、120)。
請求項(抜粋):
各車輪に対応して減衰係数可変の実際のショックアブソーバが設けられた車輌の減衰係数制御装置にして、車輌の旋回状態を検出する手段と、前記車輌の旋回方向の逆転を検出する手段と、前記車輌の旋回状態に基づきばね上の重心に対しリフトすると推定される側へ前記ばね上より所定の距離車輌横方向に隔置された仮想位置に前記ばね上の仮想の揺動中心を有すると共に前記仮想の揺動中心の周りに作用する第一の仮想のショックアブソーバ及び前記仮想位置にて上下方向に作用する第二の仮想のショックアブソーバを有する車輌モデルと、前記車輌の旋回方向の逆転が検出されたときには少なくとも前記第二の仮想のショックアブソーバの仮想減衰係数を増大補正する仮想減衰係数補正手段と、少なくとも前記仮想減衰係数に基づき前記実際のショックアブソーバの目標減衰係数を演算する手段と、前記目標減衰係数に基づき前記実際のショックアブソーバの減衰係数を制御する手段とを有することを特徴とする車輌の減衰係数制御装置。
Fターム (10件):
3D001AA03 ,  3D001BA01 ,  3D001CA01 ,  3D001DA17 ,  3D001EA08 ,  3D001EA36 ,  3D001EA42 ,  3D001EB32 ,  3D001EC02 ,  3D001ED02

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