特許
J-GLOBAL ID:200903007981648439

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-202405
公開番号(公開出願番号):特開平10-044748
出願日: 1996年07月31日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】 フロント窓ガラスの曇りや着氷の除去に必要な大きな暖房能力を得るという点と省動力化という点との両立を図ることのできる車両用空気調和装置1を提供する。【解決手段】 デフロスタモードが選択された場合には、設定冷却水温TWSを通常の第1設定冷却水温TWLよりも高温の第2設定冷却水温TWHに変更することにより、冷却水温センサで検出した冷却水温が高温の第2設定冷却水温TWHとなるまで、ビスカスヒータ9によってヒータコア15へ供給される冷却水を加熱することができるので、大きな暖房能力が得られる。また、デフロスタモードが選択されなかった場合には、設定冷却水温TWSが通常の第1設定冷却水温TWLに設定されるので、冷却水温センサで検出した冷却水温が通常の第1設定冷却水温TWLを超えるとビスカスクラッチ7がオフされ、省動力となる。
請求項(抜粋):
(a)水冷式の内燃機関を冷却した冷却水と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖房用熱交換器と、(b)駆動源の回転動力が加わると前記内燃機関から前記暖房用熱交換器に供給される冷却水を加熱する補助熱源装置と、(c)前記駆動源から前記補助熱源装置への回転動力の伝達を断続するクラッチ手段と、(d)前記補助熱源装置から前記暖房用熱交換器に供給される冷却水の温度に関連する物理量を検出する物理量検出手段と、(e)この物理量検出手段で検出した物理量が設定値以下の時に前記駆動源の回転動力を前記補助熱源装置へ伝達するように前記クラッチ手段を制御し、前記物理量検出手段で検出した物理量が設定値よりも上昇した時に前記駆動源から前記補助熱源装置への回転動力の伝達を遮断するように前記クラッチ手段を制御する暖房制御装置とを備えた車両用暖房装置であって、前記暖房制御装置は、窓ガラスの曇りまたは着氷の除去を指令する除去指令手段を有し、この除去指令手段で窓ガラスの曇りまたは着氷の除去が指令された場合に、前記設定値を通常の第1設定値よりも高い第2設定値に変更することを特徴とする車両用暖房装置。

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