特許
J-GLOBAL ID:200903007986809872

石炭生成ガスの浄化システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-096892
公開番号(公開出願番号):特開平10-287887
出願日: 1997年04月15日
公開日(公表日): 1998年10月27日
要約:
【要約】【課題】 石炭ガス浄化システムにおいて、環境保全性と発電効率を一段と向上させる。【解決手段】 石炭ガス化工程終了後の生成ガス(粗ガス)から、未反応炭素を含むダストを除去後、粗ガスに硫黄化合物および塩素化合物の吸収剤を添加し、ガス精製・熱交換工程で処理する。その後で吸収剤を回収し、更に粗ガスを水で洗浄する。洗浄後の粗ガスを前記熱交換工程の伝熱管内を通してから脱硫工程に導入する。【効果】 熱交換器内で伝熱管腐食物質を除去するので、熱交換器の高温化が図れて高温の精製ガスが得られ、発電効率を向上できる。環境保全性もよい。
請求項(抜粋):
石炭ガス化によって生成した粗ガスを乾式ガス精製法と湿式ガス精製法とによって清浄化する石炭生成ガス浄化システムにおいて、前記石炭ガス化によって得られた高温の粗ガスを乾式脱塵装置に導入して未反応炭素を含むダストを除去する第1の乾式脱塵工程と、該第1の乾式脱塵工程で処理された粗ガスに腐食性ガスの吸収剤を混入する吸収剤添加工程と、該吸収剤を添加した粗ガスを熱交換器が配設されたガス精製装置に導入して熱回収とガス精製とを行うガス精製・熱交換工程と、該ガス精製・熱交換工程で処理された粗ガスを乾式脱塵装置に導入して該ガス中に添加した前記吸収剤を含む固体粒子を回収する第2の乾式脱塵工程と、該第2の乾式脱塵工程で処理された粗ガスを水で洗浄する水洗浄工程と、該水洗浄工程で洗浄された粗ガスを前記ガス精製・熱交換工程における熱交換器の伝熱管内を流通させてから硫黄化合物吸着剤を充填した乾式脱硫装置に導入して粗ガス中の硫黄化合物を除去する脱硫工程とを備えたことを特徴とする石炭生成ガスの浄化システム。
IPC (2件):
C10K 1/20 ,  B01D 53/14
FI (2件):
C10K 1/20 ,  B01D 53/14 C

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