特許
J-GLOBAL ID:200903007999082378

油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-128878
公開番号(公開出願番号):特開平5-321297
出願日: 1992年05月21日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置において、作業装置の停止、起動等に際して振動を抑制すると共に、起動時等の速度変化に際して大きな加速度が得られるようにする。【構成】制御ユニット7は圧力変換器8,9から出力される圧力信号からブームシリンダ2の推力Fを、変位計10から出力される変位信号からブームシリンダ2の速度Vをそれぞれ算出し、これらを所定周波数未満の振動成分を遮断するハイパスフィルタに通した後に、それぞれブームシリンダー2の推力を所定周波数以上の振動成分を遮断するローパスフィルタに通して求めた推力の定常成分(負荷)に応じたゲインをかけて流量指令値Δqを求め、制御信号を出力する。流量制御弁11は流量指令値に相当する流量をアクチュエータに補助的に給排し、アクチュエータにダンパー作用を与えて振動を抑制する。
請求項(抜粋):
油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動され、作業装置を駆動する油圧アクチュエータと、油圧ポンプと油圧アクチュエータの間に接続され、操作手段からの操作信号に応じて油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する流量制御弁とを備えた油圧駆動回路を持つ油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置において、(a)前記油圧アクチュエータの推力を得るための第1の状態量を検出する第1の検出手段と;(b)前記アクチュエータの速度を得るための第2の状態量を検出する第2の検出手段と;(c)前記第1の検出手段で検出した第1の状態量とこの第1の状態量から得たアクチュエータ推力のいずれかにフィルター処理を施し、所定周波数未満の振動成分を除去する第1のフィルタ手段と;(d)前記第2の検出手段で検出した第2の状態量とこの第2の状態量から得たアクチュエータ速度のいずれかにフィルター処理を施し、所定周波数未満の振動成分を除去する第2のフィルタ手段と;(e)前記第1の検出手段で検出した第1の状態量とこの第1の状態量から得たアクチュエータ推力のいずれかにフィルター処理を施し、所定周波数以上の振動成分を除去する第3のフィルタ手段と;(f)前記第1及び第2のフィルター手段での処理後に得られたアクチュエータ推力及びアクチュエータ速度のそれぞれに、前記第3のフィルター手段の出力に応じたゲインをかけて流量指令値を求める演算手段と;(g)前記流量指令値に応じて前記アクチュエータに給排される圧油の流量を補助的に制御する流量制御手段と;を備えることを特徴とする油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置。
IPC (2件):
E02F 9/22 ,  F15B 11/00

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