特許
J-GLOBAL ID:200903008041299270

ロックアップクラッチの締結力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福岡 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-327051
公開番号(公開出願番号):特開2001-141050
出願日: 1999年11月17日
公開日(公表日): 2001年05月25日
要約:
【要約】【課題】 フィードバック制御を用いるロックアップクラッチのスリップ制御において、実スリップ量が目標スリップ量を超えてオーバーシュートする問題を回避しながら、その制御途中におけるデューティ率、作動圧、及びクラッチ動作の振動の問題と、制御のハンチングの問題とを解消することを課題とする。【解決手段】 目標スリップ量Soと実スリップ量Sとの偏差ΔSに応じたフィードバック制御量dbと、規範モデルMのスリップ量と実スリップ量Sとの偏差ΔMに応じた補正量dmとを算出する。スリップ制御が定常領域にあるときは制御開始時デューティ率Dbに上記制御量dbのみを加算したデューティ率DFBをデューティソレノイドバルブに印加し、スリップ制御が過渡領域にあるときは制御開始時デューティ率Dbに上記制御量dbと補正量dmとを加算したデューティ率DFBをデューティソレノイドバルブに印加する。
請求項(抜粋):
トルクコンバータの入力部材と出力部材とを完全に締結するロックアップ状態、相対回転可能に締結するスリップ状態、又は完全に解放するコンバータ状態のいずれかに選択的に作動するロックアップクラッチと、該クラッチの締結力を、印加されたデューティ率に応じた大きさの作動圧を該クラッチに供給することにより調整する締結力調整手段と、車両の運転状態に基づいてトルクコンバータを上記のどの状態にすべきかを判定する判定手段と、該判定手段によりスリップ状態にすべきことが判定されたときに上記締結力調整手段に最初に印加するデューティ率を設定する制御開始時デューティ率設定手段と、該設定手段で設定されたデューティ率と所定の制御デューティ率とからフィードフォワード制御デューティ率を設定するフィードフォワード制御デューティ率設定手段と、該設定手段で設定されたフィードフォワード制御デューティ率を締結力調整手段に印加していくフィードフォワード制御手段と、該制御手段により上記両部材間の実差回転と所定の目標差回転との偏差が所定値まで小さくなったときのデューティ率と、実差回転と目標差回転との偏差に応じて設定された制御デューティ率とからフィードバック制御デューティ率を設定するフィードバック制御デューティ率設定手段と、該設定手段で設定されたフィードバック制御デューティ率を締結力調整手段に印加していき、実差回転を目標差回転に収束させるフィードバック制御手段とを備えるロックアップクラッチの締結力制御装置であって、上記フィードバック制御デューティ率をそのまま用いてフィードバック制御を実行した場合に生じる差回転の変化に比べて変化の遅い差回転の変化のモデルを設定するモデル設定手段と、該設定手段で設定されたモデルの差回転と実差回転との偏差に応じて上記フィードバック制御デューティ率を補正する補正手段とが備えられていることを特徴とするロックアップクラッチの締結力制御装置。
Fターム (5件):
3J053CA03 ,  3J053CB14 ,  3J053DA06 ,  3J053EA02 ,  3J053EA05

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