特許
J-GLOBAL ID:200903008047743652

動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-042305
公開番号(公開出願番号):特開平10-311399
出願日: 1998年02月24日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【目的】 転動ボールを使用しない組付性のよい構成で、過負荷時のトルクリミッター機能を良好に発揮できる動力伝達装置を提供する。【構成】 内側保持部材11に一体成形したフランジ部11aとワッシャ13とハブ7のフランジ部7aの円弧状突起部7fとワッシャ14相互の間を皿バネ15のバネ力により、互いに当接して摩擦係合させる。これにより、圧縮機4の通常運転時には駆動側の内側保持部材11の回転が摩擦係合機構を介してハブ7、回転軸6へと伝達される。一方、過負荷時には、摩擦係数を小さくした摩擦係合面である、ワッシャ13とハブ7のフランジ部7aの円弧状突起部7fとの間で滑りを発生させ、この滑りによりワッシャ13をハブ7の切欠き凹部13g内に脱落させ、ワッシャ13を回転軸6の軸方向に変位させ、これにより、皿バネ15の押圧力を低減させ、フランジ部11aを空転させる。
請求項(抜粋):
回転駆動源からの回転力を受けて回転する駆動側回転部材(1、2、10、11、12)と、従動側機器(4)の回転軸(6)に連結された従動側回転部材(7)と、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材(7)との間を摩擦係合する摩擦係合機構とを備え、この摩擦係合機構には、前記駆動側回転部材に設けられた駆動側摩擦部材(11a)と、前記従動側回転部材(7)に設けられた従動側摩擦部材(7a)とを備え、この両摩擦部材(11a)、(7a)を前記回転軸(6)の軸方向に並んで配置するとともに、この両摩擦部材(11a)、(7a)の間に、前記回転軸(6)の軸方向に変位可能に中間摩擦部材(13)を配置し、前記駆動側摩擦部材(11a)と前記中間摩擦部材(13)の一方の面との間の摩擦係数と、前記従動側摩擦部材(7a)と前記中間摩擦部材(13)の他方の面との間の摩擦係数とを異なる値とし、さらに、前記摩擦係合機構には、前記3つの摩擦部材(11a)、(7a)、(13)相互間に前記回転軸(6)の軸方向の押圧力を付与する弾性手段(15)を備え、前記従動側機器(4)の通常運転時には、前記3つの摩擦部材(11a)、(7a)、(13)が、前記回転軸(6)の軸方向において互いに当接して摩擦係合することにより、前記駆動側回転部材の回転が前記摩擦係合機構を介して前記従動側回転部材(7)に伝達され、前記従動側機器(4)の過負荷時には、前記3つの摩擦部材(11a)、(7a)、(13)の摩擦係合面のうち、前記摩擦係数の小さい方の摩擦係合面で滑りを発生させ、この摩擦係合面での滑り発生に伴って前記中間摩擦部材(13)を前記回転軸(6)の軸方向に変位させ、この中間摩擦部材(13)の軸方向変位により、前記弾性手段(15)の軸方向の押圧力を低減させ、前記駆動側摩擦部材(11a)を空転させるようにしたことを特徴とする動力伝達装置。
IPC (2件):
F16H 35/10 ,  F04B 35/00
FI (3件):
F16H 35/10 D ,  F16H 35/10 H ,  F04B 35/00 B

前のページに戻る