特許
J-GLOBAL ID:200903008069575346

光学読取装置の補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 進 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-209849
公開番号(公開出願番号):特開平6-062172
出願日: 1992年08月06日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】経年変化によるセンサ特性の劣化を補正して常に最適状態で運用させる光学読取装置の補正方法に関し、バイナリサーチを用いた傾き計算のための2点の検出精度を飛躍的に向上させて少い劣化量であっても正確に補正可能とする。【構成】バイナリーサーチにより決定した端点A1 の発光量X10に所定の発光量α加えて第2端点A2 に修正した後に発光量X20で実際に発光させた時の受光量Y30を検出して真の端点A3 の座標(X20,Y30)とする。またバイナリーサーチにより決定した特性点B1 の発光量X100 で実際に発光させた時の受光量Y200 を検出して真の特性点B2 の座標(X100 ,Y200 )とする。このようにして得た点A3 ,B2 の座標情報を光センサ部の初期特性として記憶する。運用時には、記憶した点A3 ,B2 の発光量X20,X200 で発光して媒体がない状態での受光量Y40,Y300 を検出し、初期段階と運用時の受光量の差の比率とし傾きの比率を求め、推定した媒体あり時の特性となるように発光量を補正する。
請求項(抜粋):
媒体を透過又は反射した光を受光して電気信号に変換する光センサ部を備えた光学読取装置の補正方法に於いて、媒体が存在しないときの受光信号の発光量(X)と受光量(Y)との関係を示す二次元座標の特性グラフにおける立上がり端点(A1 )の座標(X10,Y10)を、バイナリーサーチにより決定する端点決定過程と、該端点決定過程で得られた端点(A1 )の発光量(X10)に所定の発光量(α)加えて修正し、該修正発光量(X20)に対応する受光量(Y20)を前記特性グラフから求めて第2端点(A2 )の座標(X20,Y20)とする端点修正過程と、該端点修正過程で得られた第2端点(A2 )の発光量(X20)で実際に発光させた時の受光量(Y30)を検出して真の端点(A3 )の座標(X20,Y30)とする最終端点決定過程と、前記立上がり端点(A1 )に所定のダイナミックレンジ(DL)を加えた特性点(B1 )の座標(X100 ,Y100 )を、バイナリーサーチにより決定する特性点決定過程と、該特性点決定過程で得られた特性点(B1 )の発光量(X100 )で実際に発光させた時の受光量(Y200 )を検出して真の特性点(B2 )の座標(X100 ,Y200 )とする最終特性点決定過程と、前記最終端点決定で得られた端点(B3 )の座標(X20,Y30)および前記最終特性点決定過程で得られた特性点(B2 )の座標(X100 ,Y200 )を前記光センサ部の初期特性として記憶する記憶過程と、前記光センサ部の使用時に、前記記憶過程で記憶した端点(A3 )および特性点(B2 )の発光量(X20,X200 )で発光して媒体がない状態での受光量(Y40,Y300 )を検出する受光量検出過程と、該受光量検出過程の検出結果と前記記憶過程で記憶した初期特性とに基づく傾きの比率から推定した特性が得られるように発光量を補正する補正過程と、を備えたことを特徴とする光学読取装置の受光量補正方法。
IPC (3件):
H04N 1/028 ,  G06F 15/64 400 ,  H04N 1/04 101

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