特許
J-GLOBAL ID:200903008104079306

優れた低温靭性を有する耐サワー鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-183718
公開番号(公開出願番号):特開平6-025739
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 耐水素誘起割れ性、耐硫化物応力腐食割れ性と低温靭性に優れた鋼板。【構成】 重量%で、C:0.12以下、Si:0.6以下、Mn:0.6〜1.5、P:0.015以下、Al:0.01〜0.10、Ti:0.005〜0.030、Nb:0.01〜0.10、Mo:0.1〜0.5、Ni:0.1〜0.5を基本成分として、S:0.003以下、O:0.005以下、Ca:0.006以下で、0.7≦〔Ca〕/1.25〔S〕+0.625〔O〕≦1.5で、残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼を鋳造後冷片にせず、又は冷片を1000〜1250°Cに加熱し、抽出後圧延を開始して表面温度900°C以上で圧延を中断し、5〜40°C/秒で表面温度700°C以下まで冷却した後、表面温度がAc3 以下、板厚中心部が950°C以下まで放置し、累積圧下率が60%以上で平均の1パスあたりの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAr3 以上で圧延を終了し、5〜40°C/秒で350〜550°Cに冷却してなる製法。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.12%以下、Si:0.6%以下、Mn:0.6〜1.5%、P :0.015%以下、Al:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.030%、Nb:0.01〜0.10%、Mo:0.1〜0.5%、Ni:0.1〜0.5%を基本成分としてS,O,Caの含有量がS :0.003%以下、O :0.005%以下、Ca:0.006%以下であって、かつ次式(1),(2) 0.7≦ICP≦1.5 .............................................(1) ICP=〔Ca〕/1.25〔S〕+0.625〔O〕 ...............(2)を満足する成分を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼を鋳造後冷片にすることなく、あるいは冷片を1000〜1250°Cの温度に加熱し、抽出後圧延を開始して表面温度が900°C以上で圧延を一旦中断し、引続き5〜40°C/秒の冷却速度で表面温度が700°C以下になるまで冷却した後、表面温度がAc3 以下、板厚中心部温度が950°C以下になるまで放置し、しかる後に累積圧下率が60%以上でかつ平均の1パスあたりの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAr3 以上で圧延を終了し、直ちに5〜40°C/秒の冷却速度で板厚平均温度が350〜550°Cとなるまで冷却し、その後空冷することを特徴とする低温靭性に優れた耐サワー鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58

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