特許
J-GLOBAL ID:200903008117307766

スター型光加入者システムにおける上り方向送信タイミング決定方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-204192
公開番号(公開出願番号):特開平7-058715
出願日: 1993年08月18日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】 交換局と各加入者との間の距離を自動的に測定し、その測定結果から各加入者の上り方向データ送信タイミングを決定することにより、システム構築費用を削減し、さらに上り方向通信ガードタイムを短くして、通信の効率を上げる。【構成】 交換局が各加入者に対しパルス信号を送信し、各加入者は交換局からのパルス信号を受信した一定時間後にパルス信号を交換局に送り返し、交換局は各加入者から送られてきたパルス信号と、自分が送信したパルス信号との位相比較を行い、その位相差から交換局と各加入者間の距離を算出し、さらに距離から各加入者それぞれに対応する上り方向信号の送信タイミングを算出する。通常のデータ通信を行う際には、交換局は下り方向の通信を利用して、送信タイミング情報を各加入者に送り、各加入者はその送信タイミング情報を基にして交換局向けにデータを送信する。
請求項(抜粋):
交換局と複数の加入者とが光ファイバと光分岐器でスター型に接続され、前記交換局と前記複数の加入者との間で、前記交換局から下り方向のタイムスロットに乗せて前記各加入者からの上り方向送信タイミングの情報を各加入者に送信し、前記各加入者から前記上り方向送信タイミングに基づいて前記交換局へ上り方向のデータを送信する通信を時分割多重方式で行なうスター型光加入者システムにおいて、前記各加入者に割当てられる前記交換局側から前記加入者への下り方向タイムスロットの時間幅よりも十分に短い送信パルスを発生するパルス信号発生手段と、前記各加入者への下り方向のタイムスロット中にそれぞれ前記パルス信号を挿入して前記加入者に送信し、該送信されてくるパルス信号のうち自己のタイムスロットのパルス信号のみを受信した加入者から送り返されるパルス信号を受信するための切換手段と、前記各加入者に送信した前記パルス信号と前記加入者からのパルス信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記検出した位相差から前記交換局と前記各加入者との間の距離を算出する距離算出手段と、前記算出した各距離から前記各加入者それぞれに対応する上り方向データの送信タイミングを算出し、記憶する手段とを具備し、前記複数の加入者から前記交換局への上り方向データの送信タイミングを決定することを特徴とするスター型光加入者システムにおける上り方向送信タイミング決定方式。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭48-086423

前のページに戻る