特許
J-GLOBAL ID:200903008199449903

係留ボール及び終端連結装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-181225
公開番号(公開出願番号):特開平6-173938
出願日: 1993年07月22日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 特に自動車のための係留ボール及び終端連結装置において、組立、分解、再組立を簡単な工具で迅速かつ容易に行えるようにする。【構成】 係留ボール及び終端連結装置22は、ソケット内に切目付きワイヤリング及びボール保持リングを有している。ボール保持リングは、ボールがリングを貫いて挿入できるように拡径位置に運動可能である。ボールの挿入後、リングはソケット内のボール及び肩部を押圧して、ボールをソケット内で堅固に保持する。ボール軸はソケット内に挿入されていて、そのねじ付き端部が2方向のいづれか一方でソケットから選択的に突出している。ボール保持リングは拡径位置に戻ることができ、それによってボールは、ソケットの外側から操作可能な工具を用いてソケットから移動可能である。
請求項(抜粋):
高保持力かつ高強度の、容易に制御可能で移動可能である係留ボール及び終端連結装置において、これらが(イ)第1終端部及び長手方向中心軸線を備えた軸と、(ロ)軸の第1終端部上のボールと、(ハ)第1面及び長手方向軸線を備えたボール受容ソケットを有している終端連結体と、(ニ)一般に球形の内方ゾーン面を備えた第1窪みを有しているソケットと、(ホ)第3面に隣接して第3面と第1開口部との間に配置された第2窪みを備えているソケットと、(ヘ)第2窪み内に配置されたボール保持リングと、(ト)第1溝の外方周面から第2溝の外方周面へ延びた第3周面を備えている第2窪みと、(チ)ソケットの外方からボール保持リングにアクセスすることができ、そのためにボール保持リングがその保持位置からその拡径位置に向って連結体の外方から動かされうるようになっている手段とから成り、前記ボールは、第1面と第2面との間及びその近くに規定された、一般に球形の外方ゾーン面と予め選択された半径とを有しており、前記終端連結体は、第1開口部を有しており、ソケットに連絡しているその第1面は、ボールよりも大きな第1開口部を有しており、それによってボールが第1開口部を貫通して選択的にソケット内に挿入可能又はソケットから除去可能であり、また前記球形ゾーン面は第3平面と第4平面との間に規定されていて、内方球形ゾーン面の半径が次のように選択されている、つまりボールの外方球形ゾーン面は、ボールが第1窪み内に組み付けられ、かつ第3平面内の内方球形ゾーン面の寸法が、ボールを内方球形ゾーン面との面対面の接触から選択的に除去しうるようになっている場合には、内方球形ゾーン面と充分に面対面の接触を成すことができるように選択されており、また前記第2窪みは、第1環状溝及び第2環状溝を有し、該第1溝は、第3平面に隣接してその半径がボールの予め選択された半径よりも長い外方周面を有しており、かつ第2溝は、第1溝に隣接してその半径がボールの半径よりも長いがしかし第1溝の外方周面の外方半径よりも短い外方周面と、第1開口部に隣接して内方に向って延びている肩部とを備えており、また前記リングは、第1溝内の拡径位置と保持位置との間を選択的に移動可能であり、該拡径位置は、その内方に拡径された半径の長さがボールの半径に等しいためボールがそこを貫通することが可能であり、また前記保持位置は、その外方半径が第2溝の外方周面の半径にほぼ等しいか若干小さく、かつその内方半径の長さがボールの半径の長さよりも短かく、それによってリングが、その保持位置でボールに対して、また内方に向って延びている肩部に対して支持されていて、ボールをソケット内に保持できるようになっており、また前記第3面は、リングが最小の摩擦抵抗で動くことができるように傾斜しており、一方ソケットの長手方向軸線にほぼ垂直な平面内で第1及び第2溝間の第3面に沿って留まっていることを特徴とする、係留ボール及び終端連結装置。

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