特許
J-GLOBAL ID:200903008219545190

誘導電動機の電動機定数測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金田 暢之 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-212896
公開番号(公開出願番号):特開2002-022813
出願日: 2000年07月13日
公開日(公表日): 2002年01月23日
要約:
【要約】【課題】 誘導電動機に負荷が結合された状態でも誘導電動機の定数を高精度にチューニングすることが可能であり、かつ、測定演算方法の実現のための演算が簡単な誘導電動機の電動機定数測定方法を提供する。【解決手段】 電圧出力位相θvは予め設定された任意の位相とし、電流を流すに際して、まず比例積分制御器13を有効にした状態で電流指令を入力して運転し、所定の時間通電後、比例積分制御器13のゲインを0とすることにより、積分値を一定に保つことで電圧指令値を固定した状態で電圧指令値および電流検出値を測定し、kの測定を2種類の大きさの電流について行い、その時の傾きから一次抵抗値(あるいは線間抵抗値)を求める。
請求項(抜粋):
電動機の一次電流のd軸成分の電流指令とd軸成分の電流検出値を入力とし、両者の偏差を零とするように制御するd軸電流比例積分制御器と、この比例積分制御器の出力と任意のd軸補助電圧指令値とを加算し、d軸電圧指令値を得る第1の加算器と、電動機の一次電流のq軸成分の電流指令とq軸成分の電流検出値を入力とし、両者の偏差を零とするように制御するq軸電流比例積分制御器と、この比例積分制御器の出力と任意のq軸補助電圧指令値とを加算し、q軸電圧指令値を得る第2の加算器と、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値から電圧指令の大きさv_refと電圧位相θvを演算し、電圧指令の大きさと電圧指令の位相を基に直流を三相交流に変換して出力する電力変換器を有し、電動機を三相Y(スター)結線の等価回路に変換して扱うことにより制御する、電動機のベクトル制御装置における誘導電動機の電動機定数測定方法であって、予め任意に設定された一定値のd軸電流指令値id_ref1とq軸電流指令値iq_ref1を1番目の指令値として与え、d軸補助電圧指令値vd_ref_cとq軸補助電圧指令値vq_ref_cをともに零として与えて前記ベクトル制御装置を動作させ、予め設定された第1の時間経過した後、d軸比例積分制御器の比例ゲインおよびq軸比例積分制御器の比例ゲインを零とし、この時刻から予め設定された第2の時間経過した後に、d軸電圧指令vd_refおよびq軸電圧指令vq_refから電圧指令【数1】を作成し、d軸電流検出値id_fbとq軸電流検出値iq_fbから電流検出値【数2】を作成し、この第2の時間内の任意の時間内において記録したv_refの平均値とi_fbの平均値を1番目のデータv_ref1、i_fb1とし、次に、前記両比例積分制御器のゲインを元の値に戻し、予め任意に設定された一定値のd軸電流指令値id_ref2とq軸電流指令値iq_ref2を2番目の指令値として与え、d軸補助電圧指令値vd_ref_cとq軸補助電圧指令値vq_ref_cをともに零として与えて前記ベクトル制御装置を動作させ、予め設定された第1の設定時間経過した後、d軸電流比例積分制御器の比例ゲインおよびq軸電流比例積分制御器の比例ゲインを零とし、この時刻から予め設定された第2の時間経過した後に、この第2の時間内の任意の時間内において記録したv_refの平均値とi_fbの平均値を2番目のデータv_ref2、i_fb2として電動機の1次抵抗を【数3】より求め、および電動機の線間抵抗値をRL-L=2・R1より求める、誘導電動機の電動機定数測定方法。
IPC (2件):
G01R 31/34 ,  H02P 21/00
FI (2件):
G01R 31/34 F ,  H02P 5/408 Z
Fターム (19件):
2G016BA03 ,  2G016BB01 ,  2G016BB02 ,  2G016BC05 ,  2G016BD06 ,  5H576BB07 ,  5H576DD02 ,  5H576DD04 ,  5H576EE01 ,  5H576GG04 ,  5H576HB01 ,  5H576JJ04 ,  5H576JJ22 ,  5H576JJ24 ,  5H576JJ26 ,  5H576LL22 ,  5H576LL29 ,  5H576LL39 ,  5H576LL40

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