特許
J-GLOBAL ID:200903008253160353
電流制限装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-307244
公開番号(公開出願番号):特開平6-163803
出願日: 1992年11月17日
公開日(公表日): 1994年06月10日
要約:
【要約】【目的】 アーリー効果による設定ずれのない電流制限装置を得る。【構成】 出力トランジスタQ1 に対しベース及びエミッタをそれぞれ共通接続し、かつベース・エミッタ接合面積が出力トランジスタQ1 のn分の1である検出トランジスタQ2 を設ける。さらに、コレクタをQ1 ,Q2 のエミッタと共通接続しベースを出力端子に接続した第1の電圧相殺用トランジスタQ4 と、エミッタをQ2 のコレクタに接続しベースをQ4 のエミッタに接続した第2の電圧相殺用Q5 とを設け、このトランジスタQ5 のコレクタ電流によりドライブ抵抗18の一端に発生したドライブ電圧をQ3 のベースに印加する。これにより、Q4,Q5 のベース・エミッタ間電圧VFQ4 とVFQ5 の相殺によって、Q1 ,Q2 のコレクタ・エミッタ間の電位が相互に等しくなり、アーリー効果の影響が排除される。
請求項(抜粋):
帰還電圧と基準電圧との差分に応じた電圧を出力する差動増幅器と、エミッタを第1電源に接続するとともに前記差動増幅器の出力電圧をベースに印加しそれに応じた出力電流をコレクタより出力する出力トランジスタと、この出力トランジスタのコレクタに接続された出力端子とを有する電源回路において、ベース及びエミッタを前記出力トランジスタのベース及びエミッタにそれぞれ共通接続し、かつ該出力トランジスタのベース・エミッタ接合面積のn分の1のベース・エミッタ接合面積を有する検出用トランジスタと、コレクタを前記第1電源に接続しベースを前記出力端子に接続した第1の電圧相殺用トランジスタと、エミッタを前記検出用トランジスタのコレクタに接続しベースを前記第1の電圧相殺用トランジスタのエミッタに接続した第2の電圧相殺用トランジスタと、この第2の電圧相殺用トランジスタのコレクタから流れ込む電流によりドライブ電圧を発生するドライブ用抵抗と、エミッタを第2電源に接続するとともにコレクタを前記差動増幅器に接続し、ベースに印加される前記ドライブ電圧に応じて前記差動増幅器の相互コンダクタンスを変化させて前記出力トランジスタの出力電流を制限する制限用トランジスタと、を備えたことを特徴とする電流制限装置。
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