特許
J-GLOBAL ID:200903008336617797

中空糸膜型人工肺

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 向山 正一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-143214
公開番号(公開出願番号):特開平10-314300
出願日: 1997年05月15日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 血液外部還流型の人工肺において、血液の偏流の形成が少なく、十分なガス交換効率を有し、かつ圧力損失も低いものを提供する。【解決手段】 中空糸膜型人工肺1は、内部に血液流通部7cを形成する筒状中空糸膜束2と、中空糸膜束2を収納するハウジング3と、中空糸膜束2の両端部をハウジングに固定する隔壁5,6と、ガス流入口11およびガス流出口12とを有する。人工肺内1は、筒状中空糸膜束2の外周面と筒状ハウジング本体33の内面間に形成された血液室7を備える。血液室7は、第1の血液室7aおよび第2の血液室7bに区画され、かつ、2つの血液室7a,7bは、一方の血液室より他方の血液室に血液が中空糸膜に接触することなく流通しないように区画されている。ハウジング本体33は、側面に第1の血液室と連通する血液流入口8、第2の血液室7bと連通する血液流出口9を有する。
請求項(抜粋):
多数のガス交換用中空糸膜からなり、内部に血液流通部を形成する筒状中空糸膜束と、該筒状中空糸膜束を収納するハウジングと、前記中空糸膜の両端が開口した状態で、前記筒状中空糸膜束の両端部を前記ハウジングに固定する2つの隔壁と、前記中空糸膜内部と連通するガス流入口およびガス流出口とを有する中空糸膜型人工肺であって、前記ハウジングは、筒状ハウジング本体を有し、前記人工肺内は、前記筒状中空糸膜束の外周面と該筒状ハウジング本体の内面間に形成された血液室を備え、かつ、該血液室は、第1の血液室および第2の血液室に区画されているとともに、第1の血液室と第2の血液室は、一方の血液室より他方の血液室に血液が前記中空糸膜に接触することなく流通しないように区画されており、そして、前記筒状ハウジング本体は、側面に前記第1の血液室または前記第2の血液室の一方と連通する血液流入口および前記第1の血液室または前記第2の血液室の他方と連通する血液流出口を有することを特徴とする中空糸膜型人工肺。

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