特許
J-GLOBAL ID:200903008367684484

切削機械及び研削機械におけるクーラント液の分離回収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武石 靖彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-388003
公開番号(公開出願番号):特開2001-212734
出願日: 1997年02月12日
公開日(公表日): 2001年08月07日
要約:
【要約】【課題】 工作物に接触する機械工具に供給するクーラント液のリサイクルシステムにおいて、効率的に異物を除去することである。【解決手段】 回収されたクーラント液の流入槽(34)と、出口槽(36)との間に、これら二槽を含んで形成される異物浮上送り用勾配を有する筒束(42)で連通させた2連の槽(37、38)、(39、40)及び定常浮上異物と沈殿異物を阻止する上下線をもった開口(41)で連通させて2連の槽(34、37)、(38、39)、(40、36)を形成し、少なくとも1槽に異物付着及び液面上方持ち上げ用ローラ(46)と、液面上方のローラ付着物かきとりブレード(47)を装備して構成される。
請求項(抜粋):
加工箇所に供給されたクーラント液を集導し、不純物を分離してから排出する切削機械又は研削機械におけるクーラント液の分離回収装置であって、a)使用後のクーラント液を受け入れる流入槽と、b)前記流入槽以降における少なくとも1組の連続2槽からなり、前記連続2槽の仕切り壁を貫通する略蜂巣状の断面を有する筒束を上流側の槽から下流側の槽にかけてやや上向き加減に配置してなる筒束連通型の槽列と、c)前記流入槽以降における少なくとも1組の連続2槽からなり、前記連続2槽の仕切り壁に設けた連絡口が底面より僅かに高い下端縁と、最終溢流レベルにより設定された定常液面レベルよりも低い上端縁とを有するようにした開口連通型の槽列と、d)前記筒束連通型の槽列及び開口連通型の槽列を組み合わせた複数槽の直列における後端の槽と前記筒束連通型又は開口連通型で連なる最終の槽であって、分離回収したクーラント液を前記最終溢流レベルにおいて排出するための溢流口を有する流出槽と、e)前記流入槽から流出槽にかけて存在する複数の槽の少なくとも一つに設けられた水平軸を有する回転ローラからなり、部分的に槽内のクーラント液面下に没入し、液上に露出したローラ面に微小間隙を置いて対峙した先端縁を有する付着物かきとりブレードと組み合わせられた異物分離ローラとを備え、f)前記筒束の上向き勾配は、上流側の槽の前記筒束における下位入口部から流入したクーラント液中の、切り屑等の異物を付着した気泡群の固まりを浮力により各筒内の天井面に当接させるとともに、これらの固まりが筒内で停滞する間に後続の固まりと一体化して拡大することにより筒内への流入液に押されてその天井面の上位出口部に向かい、同出口部から下流側の槽のクーラント液相中に排出されて液面に浮上するように定められたものであることを特徴とするクーラント液の分離回収装置。
IPC (7件):
B23Q 11/00 ,  B01D 17/025 504 ,  B01D 17/028 ,  B01D 17/032 ,  B01D 17/035 ,  B23Q 11/10 ,  C02F 1/40
FI (7件):
B23Q 11/00 U ,  B01D 17/025 504 ,  B01D 17/028 Z ,  B01D 17/032 ,  B01D 17/035 A ,  B23Q 11/10 Z ,  C02F 1/40 K

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