特許
J-GLOBAL ID:200903008377637387
ピロ電気変換システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山川 政樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-588813
公開番号(公開出願番号):特表2002-532906
出願日: 1998年12月14日
公開日(公表日): 2002年10月02日
要約:
【要約】ピロ電気フィルムの温度が低温から相転移温度近くの高温まで上げられると、その表面に電荷を留めておく能力が減衰し、電荷は外部の負荷抵抗を通って電流として引き出すことが可能となる。いったんフィルム温度が定常温度に到達すると、それ以上電力は引き出せなくなる。しかしながら、フィルム温度が再び下げられた場合、フィルム表面に再び電荷が蓄積され、ピロ電気変換プロセスは繰り返し可能となる。ピロ電気変換は温度変化の程度およびプロセスの繰り返し速度に依存するので、サイクルを速くするほど熱を電力に変換することにより発生可能な電力は大きくなる。薄層ピロ電気フィルムを多層にスタック化して熱を電気エネルギーに変換するための改善された装置および方法を開示する。このピロ電気フィルム表面は、高温および低温の流体をフィルム表面で置き換えることによって高温と低温の間でサイクル化される。このシステムは、フィルム上で流体の方向を逆転させることなく熱流体と冷流体を切り換え、この単一方向流体流で高速の熱サイクルを達成する。循環流制御装置に装着した磁気近接スイッチに支配された新規の電圧制御装置がピロ電気フィルムの熱的および電気的サイクルの同期を供給する。
請求項(抜粋):
ピロ電気エネルギー変換器を使用して熱を電気エネルギーに変換する装置であって、 スタック状に配列したピロ電気フィルムの複数の薄層と、 ピロ電気フィルムの表面に交互に熱および冷流体の流れを供給し、高速でフィルム温度をサイクル化するように、流れの方向を逆転させることなく熱および冷流体を切り換える手段と、 ピロ電気エネルギー変換器の熱的および電気的サイクルを同期させる検知用スイッチを有する電圧制御装置を備え、前記スタックに結合されてピロ電気フィルムの表面への電荷を蓄積し、かつそこからの電荷を取り去る手段とを含む装置。
IPC (2件):
FI (2件):
H01L 37/02
, H02N 11/00 A
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