特許
J-GLOBAL ID:200903008399637461
液圧緩衝装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-151345
公開番号(公開出願番号):特開平10-339346
出願日: 1997年06月09日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】 本発明は操縦安定性と乗り心地の両方を満足させることを課題とする。【解決手段】 液圧緩衝装置1のピストン4には、減衰力を発生させる減衰力発生機構16及びピストン4のストロークに応じて減衰力を可変させる減衰力可変機構17が設けられている。減衰力可変機構17は、小ストローク時、摺動体33によりバイパス通路32e,32f間が遮断されるため、弾性体34,35のばね力がピストンロッド5に付加される。そのため、乗り心地を向上させるため減衰力を小さくしても見かけの減衰力が増大して操縦安定性が上がる。また、大ストローク時は、ばね力が増え操縦安定性が確保できる。そして、ストロークが極大のときバイパス通路32e,32fが連通されるため、弾性体34,35のばね力が飽和してあおり等の問題を解決できる。
請求項(抜粋):
液が充填されたシリンダと、該シリンダ内を上部液室と下部液室に画成しピストンロッドに入力された力に応じて摺動するピストンと、該ピストンに設けられた連通孔を該ピストンの摺動動作方向に応じて開又は閉として減衰力を発生させるバルブと、ピストン速度に応じて減衰力を変化させる減衰力可変機構とを有する液圧緩衝装置において、前記減衰力可変機構は、前記ピストンと一体的に結合され、前記ピストンの下方に形成される前記シリンダの下部液室に挿入された中空部材と、前記中空部材の内部に摺動可能に挿入され、前記中空部材の内部に形成された第1液室と第2液室との液差圧により摺動する摺動体と、該摺動体の上面を下方に附勢する第1の附勢部材と、前記摺動体の下面を上方に附勢する第2の附勢部材と、前記中空部材に設けられ、前記摺動体の摺動位置に応じて開閉されるバイパス通路からなり、前記ピストンの動作状態が小ストロークのとき、前記バイパス通路が遮断された状態下において前記摺動体の摺動動作に応じて前記第1の附勢部材及び前記第2の附勢部材のばね力を前記ピストンロッドに付加する構成としたことを特徴とする液圧緩衝装置。
IPC (2件):
FI (2件):
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