特許
J-GLOBAL ID:200903008426968980

動きベクトル符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-305657
公開番号(公開出願番号):特開平11-122620
出願日: 1997年11月07日
公開日(公表日): 1999年04月30日
要約:
【要約】【課題】 動きベクトルの最適予測値を求めて、動きベクトルの符号化効率をより一層向上させ得る動きベクトル符号化装置を提供する。【解決手段】 基準動きベクトルの分散値を計算して、第1または第2選択信号を発生する分散値計算部20と、第1予測値を決定するメジアンフィルタ25と、第2予測値SPを決定する最小偏差選択部40と、第1予測値及び第2予測値の各々に対して現動きベクトルを符号化して得られた符号化ビットの数を計算して、第3予測値を決定する予測値決定部と、第1または第2選択信号に応答して、第1予測値または第2予測値を最適予測値として選択するスイッチ45と、最適予測値に対して現動きベクトルデータを符号化して、符号化動きベクトルデータを発生する差分値符号化部55とを含む。
請求項(抜粋):
各々が第1及び第2成分を有し、探索ブロック内の基準探索ブロックの動きベクトルを表す複数の基準動きベクトルRMV に基づいて、前記探索ブロックの現動きベクトルCMV を符号化する動きベクトル符号化装置であって、前記RMV の第1及び第2成分 RMV_1 及び RMV_2 の分散値を計算して、該当分散値が小さければ第1選択信号を、そうでないと、第2選択信号を発生する分散値計算手段と、jが1及び2であり、FP_j が前記 RMV_j のメジアン値である時、第1及び第2成分FP_1 及びFP_2 を有する第1予測値FCP を決定する第1予測値決定手段と、SP_j が前記CMV のj番目の成分 CMV_j に対して最小の差をもたらす RMV_j のうちのいずれか一つに対応する時、第1及び第2成分SP_1 及びSP_2 を有する第2予測値SPを決定する第2予測値決定手段と、TP_j が前記FP_j と前記SP_j のうち一つであり、符号化ビットの数が前記FP_j のうちのいずれか一つに対応し、SP_j が前記FP_j と前記SP_j のうちの他の一つより大きくない時、前記FP_j 及び前記SP_j の各々に対して前記 CMV_j を符号化して得られた符号化ビットの数を計算して、第1及び第2成分TP_1 及びTP_2 を有する第3予測値TPを決定する第3予測値決定手段と、前記第1または第2選択信号に応答して、最適予測値OPとして前記FPまたは前記TPを選択する最適予測値選択手段と、前記OPに対して前記CMV を符号化して、符号化動きベクトルデータを発生する符号化手段とを含むことを特徴とする動きベクトル符号化装置。

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