特許
J-GLOBAL ID:200903008445856068

自動変速機用油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-311811
公開番号(公開出願番号):特開平10-153256
出願日: 1996年11月22日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】【課題】 マップ値に基づく制御の必要性がなく、適合工数が低減され、常に安定した挙動で変速制御ができる自動変速機用油圧制御装置を提供する。【解決手段】 自動変速機の2つの摩擦係合要素の掛け替えを伴うアップシフトの変速において、解除側油圧を抜くことでタービン回転数を微小に吹かせ、吹き始めた時の解除側油圧値から現在の入力軸トルクを算出することができる。この算出した入力軸トルク値に基づいて油圧制御値を決定する。解除側油圧の徐減は係合側油圧が伝達トルク容量に達するまで行い、その直後、解除側油圧を急解除する。したがって、マップ値に基づく制御の必要がなくなり、適合工数の低減を図ることができる。さらに、リアルタイムな入力軸トルクの算出値に基づく常に適正な油圧で制御が実行されるので、エンジントルクあるいは車両負荷のばらつきや経時劣化による変速挙動の変化を吸収し、常に安定した挙動で変速制御ができるようになる。
請求項(抜粋):
自動変速機に設けられる複数の摩擦係合要素をそれぞれ係合または解除させることにより複数の変速段を切換制御し、アップシフト時において、少なくとも1つの変速に2つの摩擦係合要素の掛け替えを伴う変速制御を必要とする油圧制御装置であって、入力軸トルクを検出するトルク検出手段と、係合側摩擦係合要素の係合を検出する係合検出手段と、前記トルク検出手段および前記係合検出手段の出力に応じて前記2つの摩擦係合要素の係合力を制御し、前記係合側摩擦係合要素の係合力が前記トルク検出手段により検出された入力軸トルクに基づいた伝達トルク容量値に達した時に解除側摩擦係合要素を解除する制御手段と、を有することを特徴とする自動変速機用油圧制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/08 ,  F16H 59:14 ,  F16H 59:46

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