特許
J-GLOBAL ID:200903008456427690

産業用燃焼装置の燃焼方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 島添 芳彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-050094
公開番号(公開出願番号):特開平9-203517
出願日: 1993年01月19日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 800°C乃至900°Cを超える高温の燃焼用空気による工業用燃焼炉等の新規な燃焼形態を実用化し得る産業用燃焼装置の燃焼方法を提供する。【解決手段】 燃焼装置に供給すべき燃焼用空気を高周期切換式蓄熱燃焼システム1により予熱し、予熱した燃焼用空気を燃焼域30に導入し、燃焼反応を生起し且つ維持する。燃焼域に供給すべき低温の燃焼用空気と、前記燃焼装置の燃焼域の燃焼排ガスとが、ハニカム構造の蓄熱体11、12の流路13、14を交互に流通し、ハニカム壁に伝熱接触する。ハニカム壁の壁厚及び間隔は、1.6mm 及び5mm以下の所定値に設定される。燃焼システムの切換時間は、60秒以下の所定時間に設定され、蓄熱体の温度効率は、0.7乃至1.0の範囲内の値を指示する。燃焼用空気は、蓄熱体を介してなされる燃焼排ガスとの熱交換により800°C以上、望ましくは、950°C以上の超高温域に予熱され、燃焼用燃料が、高温の予熱空気流に供給され、燃焼域の燃焼反応が生起し且つ維持される。
請求項(抜粋):
燃焼装置に供給すべき燃焼用空気を高周期切換式蓄熱燃焼システムにより予熱し、予熱した該燃焼用空気を燃焼域に導入し、前記燃焼用空気による燃焼反応を生起し且つ維持する産業用燃焼装置の燃焼方法において、前記高周期切換式蓄熱燃焼システムは、一対のハニカム構造の蓄熱体を備え、該蓄熱体は、複数のハニカム壁と、該ハニカム壁によって画成され且つ燃焼用空気及び燃焼排ガスの一方が選択的に流通可能な複数の流路とを有し、前記燃焼システムの切換時間が、60秒以下の所定時間に設定され、前記燃焼装置の燃焼域に供給すべき低温の燃焼用空気と、前記燃焼装置の燃焼域の燃焼排ガスとが、前記切換時間の時間間隔に相応して、前記蓄熱体の流路を交互に流通し、前記ハニカム壁に伝熱接触し、前記燃焼排ガスは、前記蓄熱体を加熱し、前記燃焼用空気は、前記蓄熱体を冷却し、前記ハニカム壁を介してなされる前記燃焼排ガスとの熱交換により加熱され、前記蓄熱体の温度効率が、0.7乃至1.0の範囲内の値を示し、前記蓄熱体は、高温の前記燃焼排ガスが保有する顕熱を蓄熱し、蓄熱した燃焼排ガス保有顕熱を低温の前記燃焼用空気に放熱し、前記温度効率による燃焼排ガス及び燃焼用空気の熱交換を実行し、前記燃焼用空気は、前記蓄熱体を介してなされる前記燃焼排ガスとの熱交換により800°C以上の温度に加熱され、800°C以上に昇温した燃焼用空気流は、前記燃焼域に導入され、燃焼用燃料が、高温の前記燃焼用空気流に対して供給され、前記燃焼用空気流及び燃焼用燃料により前記燃焼域の燃焼反応が生起し且つ維持されることを特徴とする産業用燃焼装置の燃焼方法。
IPC (2件):
F23L 15/02 ,  F28D 17/02
FI (2件):
F23L 15/02 ,  F28D 17/02

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