特許
J-GLOBAL ID:200903008461074347

複合型冷媒回路設備の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-315360
公開番号(公開出願番号):特開平7-167512
出願日: 1993年12月15日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 冷凍効率の高い冷媒回路の余剰の冷熱を、冷凍効率の低い冷媒回路に移動させる複合型冷媒回路設備に対し、設備全体としての総合的な冷凍効率を向上させる制御を行い得る制御装置の提供。【構成】 この制御装置によれば、センサー47によって検出された蓄熱槽の水の状態に係る信号を基に、蓄冷量検出手段41で蓄冷量を算出する。蓄冷量判定手段42は、放冷運転終了時間までに蓄冷量が不足するか否かを判定し、不足すると判定した場合には信号を出力する。一方、接続された系統ごとに、収納した被冷却物の重要度にしたがって優先順位を優先順位設定手段43で設定し、これらの優先順位を優先順位記憶手段44に記憶する。そして、停止系統判定手段45で放冷停止すべき系統を決定し、放冷運転停止手段46で停止信号を出力して該当する系統の放冷運転を放冷運転停止アクチュエータ48で停止させる。
請求項(抜粋):
第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第1の冷媒回路に前記第1の絞り装置、および第1の蒸発器と並列に蓄熱用絞り装置、および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続してなる複数系統の第2の冷媒回路と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する第1の冷熱供給回路とを有した複合型冷媒回路設備を制御するものであって、前記蓄熱槽の蓄熱剤に蓄えられた蓄冷量を検出する蓄冷量検出手段と、検出された蓄冷量と予め設定された所定の蓄冷量とを比較する蓄冷量判定手段と、前記第2の冷媒回路の冷熱供給を行うべき系統に係る優先順位を設定する優先順位設定手段と、設定された前記第2の冷媒回路の系統に係る優先順位を設定する優先順位設定手段と、前記蓄冷量判定手段による比較結果と前記優先順位記憶手段に記憶されている優先順位とに基づいて前記第1の冷熱供給回路からの冷熱供給を停止すべき系統を決定する停止系統判定手段と、前記停止系統判定手段により決定された系統への冷熱供給を停止する放冷運転停止手段とを具備してなることを特徴とする複合型冷媒回路設備の制御装置。
IPC (3件):
F25B 1/00 397 ,  F25B 1/00 321 ,  F25B 5/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 蓄熱利用型冷却方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-238899   出願人:日本鋼管株式会社
  • 特開昭64-090962

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