特許
J-GLOBAL ID:200903008493972800
冷凍サイクル制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-280128
公開番号(公開出願番号):特開平11-218358
出願日: 1998年10月01日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【目的】 センサ誤差によって算出過冷却度が実際の過冷却度より大きいときに、冷凍サイクルの効率の悪化を抑制する。【解決手段】 空調装置起動後、所定時間τ3 経過した時点で弁開度EVC(EVH)に変化が無いと判定されると、ステップS425にてSCOが補正されて1°C加えられる。このようにすることで、弁開度EVC(EVH)は、上限値VC1(VH1)から所定弁開度小さくなって中間開度である所定開度VC3′(VH3′)となる。このため、実際の過冷却度SC′は乾き度0の状態を脱することができ、実際の過冷却度SC′を、所定時間τ1 で算出された本来すべき目標過冷却度SCOに近づけることができる。この結果、算出過冷却度SCが実際の過冷却度SC′より小さいときに、冷凍サイクル20の効率悪化を抑制することができる。
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮する圧縮機(21)、この圧縮機(21)からの冷媒を凝縮させる凝縮器(12、22)、この凝縮器(12、22)からの冷媒を減圧する電気式膨張弁(23、24)、およびこの電気式膨張弁(23、24)からの冷媒を蒸発させる蒸発器(11)を有する冷凍サイクル(20)と、前記凝縮器(12、22)における液冷媒の過冷却度に関連する過冷却情報を検出する過冷却情報検出手段(43〜45)と、前記過冷却情報に基づいて、算出過冷却度(SC)を算出する過冷却度算出手段(S220、S360)とを有し、前記圧縮機(21)を駆動して前記冷凍サイクル(20)が起動されてから第1所定時間は、前記電気式膨張弁(23、24)の弁開度(EVC,EVH)を予め設定された初期開度(VC1,VH1)とし前記第1所定時間(τ1 )経過後、前記算出過冷却度(SC)が所定の目標過冷却度(SCO)となるように前記弁開度(EVC,EVH)を制御する冷凍サイクル制御装置であって、前記第1所定時間経過(τ1 )後、さらに第2所定時間の間に、前記弁開度(EVC,EVH)の前記初期開度(VC1,VH1)に対する変化量が所定量より小さいと、前記弁開度(EVC,EVH)を所定弁開度小さくすることを特徴とする冷凍サイクル制御装置。
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