特許
J-GLOBAL ID:200903008525598140

確率分布推定装置およびこれを用いたシミュレーションシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-050133
公開番号(公開出願番号):特開平10-247190
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 標本データ系列数が少ない場合でも推定値を得ることができる確率分布推定装置を提供することを目的とする。【解決手段】 確率分布推定装置10は、 N(≧1)系列の標本データを受け入れるデータ入力装置12、推定区間を設定する推定区間設定部14、推定区間に関連する参照区間を設定する参照区間設定部16、全系列の標本データの推定区間および参照区間の事象発生件数と系列数Nとに基づき、推定区間および参照区間の平均事象発生件数Ha、Hbをそれぞれ算出する平均値算出部18、および、Ha、Hbと、推定区間および参照区間の時間長さτa、τbとを用いて、不等式{Ha/(τa*τa)}-{Hb/(τb*τb)}≧N*{(Ha/τa)-(Hb/τb)}*{(Ha/τa)-(Hb/τb)}を満たすかどうかを判定し、満たす場合にはHb*τa/τbを、満たさない場合にはHaを、確率分布のパラメータの推定値とする推定値判定部20を備えている。
請求項(抜粋):
N(≧1)系列の時系列確率過程の標本データから、時系列上の特定の時間区間の間の事象発生件数に関する確率分布のパラメータの推定値を得る確率分布推定装置であって、N系列の時系列確率過程の標本データを受け入れるデータ入力手段と、推定対象とする、特定の時間区間である推定区間を設定する推定区間設定手段と、前記推定区間に関連する時間区間を参照区間として設定する参照区間設定手段と、前記推定区間について、各系列の標本データの当該推定区間の事象発生件数を得て、全系列の標本データの当該推定区間の事象発生件数の合計と、標本データの系列数Nとに基づき、当該推定区間における平均事象発生件数Haを算出するとともに、前記参照区間について、各系列の標本データの当該参照区間における事象発生件数を得て、前記全系列の標本データの当該参照区間における事象発生件数の合計と、標本データの系列数Nとに基づき、当該参照区間における平均事象発生件数Hbを算出する平均値算出手段と、前記平均値算出手段により算出された、前記推定区間の平均事象発生件数Haと、当該推定区間に関連する参照区間の平均事象発生件数Hbと、前記推定区間の時間長さτaと、前記参照区間の時間長さτbとを用いて、不等式{Ha/(τa*τa)}-{Hb/(τb*τb)}≧N*{(Ha/τa)-(Hb/τb)}*{(Ha/τa)-(Hb/τb)}或いはこれと同等の不等式を満たすかどうかを判定し、満たす場合にはHb*τa/τbを推定値とし、満たさない場合にはHaを推定値とする推定値判定手段とを備えたことを特徴とする確率分布推定装置。
IPC (2件):
G06F 17/18 ,  H04M 3/00
FI (2件):
G06F 15/36 Z ,  H04M 3/00 Z

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