特許
J-GLOBAL ID:200903008530826542
原子吸光分光光度計
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-139918
公開番号(公開出願番号):特開平5-306997
出願日: 1992年04月30日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】 S/N比の高い測定を行なうとともに、バックグラウンド補正も行なう。【構成】 中空陰極ランプ1を点灯させるために、点灯回路部26が設けられており、制御部22からの制御信号によってアノードとカソード間に大電流の点灯電流Ilを間欠的に、かつ周期的に流し、Ilが流れている期間の一部でブースト電極とアノード間にブースト電流Ibを流す。アノードとカソード間に大電流Ilを流しブースト電流Ibも流したときの放射光で試料の原子吸光とバックグラウンド吸収の両方が含まれた吸光度を検出し、アノードとカソード間に大電流Ilを流しブースト電流Ibを流さないときの放射光で試料のバックグラウンド吸収による吸光度を検出し、両吸光度の差を求めることにより、バックグラウンド吸収が補正された真の原子吸光を得る。
請求項(抜粋):
光源の中空陰極ランプ、試料を原子化しその中を光源からの放射光を通過させる原子化部、原子化部を経た光を分光する分光器、分光された光を検出する検出器、光源を点灯させる点灯回路部、検出器の検出信号から吸光度を求める信号処理部、並びに光源の点灯制御及び信号処理部のデータサンプリング制御を行なう制御部を備えた原子吸光分光光度計において、前記中空陰極ランプはアノードとカソードの他に中性原子を放電させる第三の電極を備えたものであり、前記制御部は、中空陰極ランプで自己吸収が起こる大きさの電流値をアノードとカソード間に流して中空陰極ランプを間欠的に点灯させ、かつ、その点灯期間の一部において前記第三の電極に電流を流すように前記点灯回路部を制御し、少なくとも、前記第三の電極に電流が流れている期間とアノードとカソード間のみに電流が流れている期間とで前記検出器の出力をサンプリングするように信号処理部を制御するものであり、前記信号処理部は前記第三の電極に電流が流れている期間の吸光度とアノードとカソード間のみに電流が流れている期間の吸光度との差によってバックグラウンド補正された原子吸光度を算出するものであることを特徴とする原子吸光分光光度計。
IPC (2件):
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開昭51-134687
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特開昭55-137663
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特開昭51-099093
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