特許
J-GLOBAL ID:200903008552708055
紙の粉末などを樹脂に含ませたペレット及びその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-274915
公開番号(公開出願番号):特開平11-077668
出願日: 1997年09月01日
公開日(公表日): 1999年03月23日
要約:
【要約】【課 題】だぶつき状態の古新聞や古雑誌などを、経費の掛からない手段で解決する。また、ダイオキシンの場合、この古新聞や古雑誌などを利用すると共に、ダイオキシンの発生が少ないものを選択する。更には農業用のシートとして、これらの材料に窒素系、燐酸系、カリ系のそれぞれの化合物などの農業用として必要な各種肥料を混合するなどして有効利用を図る。【解決手段】ポリエチレンや塩化ビニールなどの樹脂からなる粉体或いは粒材と粉体成いは粒材からなる紙を混合して圧縮或いは焼結してペレット或いは不定形の粒材を生成するものである。
請求項(抜粋):
ポリエチレンや塩化ビニールなどの樹脂からなる粉体或いは粒材と、粉体或いは粒材からなる紙を混合して圧縮或いは焼結してペレット或いは不定形の粒材を生成するものであって、このペレット或いは不定形の粒材を生成する方法は、1.紙の粉体或いは粒材を準備する工程として、回収された古新聞や古雑誌などを、シュレッターなどの破砕機にかけて細かく細分化する。このとき、水分の含有状態によっては、前処理として乾燥機にかける。次に、この細分化された紙片は用途に応じて種々の粉砕機、圧縮粉砕型や衝撃圧縮粉砕型や剪断粉砕型や摩擦粉砕型の粉砕機にかけて、目的の粒径を有する粉体或いは粒材を生成する。紙は水分を吸収し易いので、乾燥状態或いは加熱乾燥のもとで行われる。そして、生成された粉体は次の工程に備えて乾燥待機される。2.樹脂の粉体或いは粒材を準備する工程として、粉末の樹脂を溶剤に溶かして減圧乾燥の基に攪拌しつつ冷却するか、ドライアイスか窒素ガスなどの冷媒により冷却して固化し、これを所定の大きさに粉砕して粒材とするか、或いは粉体の状態で次の工程に備えて乾燥待機する。3.混合工程として、このようにして得られた紙の粉体或いは粒材と樹脂の粒材或いは粉体を、対流或いは拡散による混合機に導き、乾燥下のもとに均一な濃度になるよう所定時間をかけて攪拌する。このとき、両者の混合割合は混合機に送出する送出装置、例えばバルブの開閉時間や、その他種々の搬送装置によって可変できるよう構成されている。また、均一に混合されたか否かは試料採取によって計測され、時間や攪拌回転数が決定される。4.圧縮或いは焼結工程として、混合された均一な粉体を型に入れて乾燥下の基で、圧縮、或いは紙及び樹脂の融点以下の温度で焼結する。以上のごとくして生成することを特徴とする紙の粉末などを樹脂に含ませたペレット及びその製造方法。
IPC (3件):
B29B 7/90
, B29B 9/14
, C08J 3/12
FI (3件):
B29B 7/90
, B29B 9/14
, C08J 3/12 A
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