特許
J-GLOBAL ID:200903008577621167

共用資源排他制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-308638
公開番号(公開出願番号):特開平8-166929
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 共用資源排他制御システムに関し、共用資源の排他制御による負荷をシステム内へ分散させてシステム全体の信頼性の向上を図る。【構成】 各プロセサにプロセサ側排他制御部を、各共用装置に共用装置側排他制御部を、それぞれ設ける。プロセサ側排他制御部は、複数のプロセスからの共用資源の使用要求を資源要求テーブルに登録し、共用装置側排他制御部とのメッセージ交換に基づいて使用要求に対する共用資源の使用許可を行う。共用装置側排他制御部は、プロセサ側排他制御部からのメッセージで得られた使用要求を共用資源ごとの資源管理テーブルに登録し、各使用要求に付与された割当て順位に基づき、共用資源を割当てるべき旨のメッセージをプロセサ側排他制御部に順次送信する。ただし、待ち状態のプロセスより割当て順位が低いプロセスに使用許可が行われていた場合、共用資源に対する使用許可の再割当てを試みる。
請求項(抜粋):
一以上のプロセスが実行されるプロセサおよび複数のプロセスから共用される一以上の共用資源を有する共用装置から構成されるコンピュータシステムにおいて、各々のプロセスからの共用資源の使用要求が登録される資源要求テーブルの更新と、各々の共用資源を有する共用装置との前記使用要求に関するメッセージ交換と、各々のプロセスへの共用資源の使用許可とを行うプロセサ側排他制御部をそれぞれのプロセサに具備するとともに、前記プロセサ側排他制御部との前記使用要求に関するメッセージ交換と、任意に定義された各々の共用資源について当該共用資源のプロセスによる使用状態を管理するための資源管理テーブルの更新とを行う共用装置側排他制御部をそれぞれの共用装置に具備し、システムに付された割当て順序から決定される優先順位が最高となる最先使用要求に共用資源の割当てを行う一方、すでに共用資源の割当てが行われている使用要求の優先順位が最高でない場合には当該割当ての取消しおよび前記最先使用要求への再割当てを試行し、プロセスに必要なすべての共用資源の割当てが完了してから当該プロセスの実行を開始することを特徴とする共用資源排他制御システム。
IPC (2件):
G06F 15/16 340 ,  G06F 9/46 360

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