特許
J-GLOBAL ID:200903008598540531

キラルなルテニウム錯体、その製造方法、及びプロキラルなケトンの鏡像選択的なトランスファー水素添加の方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-355489
公開番号(公開出願番号):特開平9-249677
出願日: 1996年12月24日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 容易に製造でき、高い鏡像選択性を与え、あらゆる型のケトンが還元できるトランスファー水素添加を提供する。【解決手段】 一般式I、例えば一般式1のキラルなリガンドを有するルテニウム錯体をプロキラルなケトンのトランスファー水素添加に使用する。RuX1X2L1L2 (I)一般式Iの錯体の具体例には次のものがある。
請求項(抜粋):
次式(I):RuX1X2L1L2 (I)[式中、X1及びX2は、同一又は異なり、ハライドイオン、1、2又は3個の塩素又はフッ素原子を有していてもよいC-原子数1〜10のカルボン酸のアニオン、メタンスルフィン酸又はトリフルオロメタンスルフィン酸のアニオンであるか、又はX1とX2は一緒になって、1,3-,1,4-又は1,5-ジカルボン酸のジアニオンであり、L1は5〜6員環の環状エーテル、5〜8個の環原子をもつ環状オレフィン、置換基として1、2又は3個のアルキル基を有してもよい芳香族化合物、CO、PF3、イソブテン又は一般式(II):PR1R2R3 (II)(式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらは互いに独立して、C-原子数1〜4のアルキル基又はC-原子数1〜4のアルコキシ基から選択される1、2又は3個の置換基を有していてもよいものである)のリガンドであり、L2は一般式(III):【化1】(式中、R4及びR5は同一又は異なり、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であって、これらは互いに独立に、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子から選択される1、2又は3個の置換基を有していてもよいものであり、又はR4又はR5の一方の基は水素原子であってもよいか又は、R4とR5はそれらが結合しているリン原子と一緒になって1又は2個のアリール核が融合していてもよい飽和のC-原子数5〜7の環であり、R6はOH、SH、NH2、COOH、アリールオキシ、アルコキシ、アリールチオ、アルキルチオ、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、アシルアミノから選ばれる1以上の基を有していてもよいアルキル基、又はアラルキル基、ヘトアラルキル基、アリール基又はヘトアリール基であり、R7は水素、アルキル、アリール又はアラルキル基であり、R8及びR9は同一又は異なり、水素、C-原子数1〜4のアルキル又はC-原子数1〜4のアルコキシ基であるか、又はR8及びR9は一緒になって融合したシクロアルキル又はアリール環であり、R6及びR7を有する炭素原子の絶対配置は互いに独立に(S)又は(R)である)の2座キラルリガンドである]で表されるキラルなルテニウム錯体。
IPC (11件):
C07F 15/00 ,  B01J 31/24 ,  C07B 41/02 ,  C07B 53/00 ,  C07C 29/145 ,  C07C 33/14 ,  C07C 33/20 ,  C07C 33/22 ,  C07B 61/00 300 ,  C07F 9/50 ,  C07M 7:00
FI (10件):
C07F 15/00 A ,  B01J 31/24 Z ,  C07B 41/02 Z ,  C07B 53/00 C ,  C07C 29/145 ,  C07C 33/14 ,  C07C 33/20 ,  C07C 33/22 ,  C07B 61/00 300 ,  C07F 9/50

前のページに戻る