特許
J-GLOBAL ID:200903008598904126

同期機のロータとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-007514
公開番号(公開出願番号):特開平5-199684
出願日: 1992年01月20日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、製造、組立が簡単で、かつ、回転に伴う遠心力と磁気吸引力の合力によりロータコアの表面から貼り付け形永久磁石の剥離、離脱の発生がない機械的強度を付与可能な機械的ロック構造を有した同期機のロータを提供することにある。【構成】 本発明は、ロータコア33の外周に形成した凸壁34間に形成される凹形取付座35の座面に向け、外側から落とし込み式に各永久磁石片36を下面36a側から設置し、座面上で回転させ、各永久磁石片36が有するテーパ面を有した切り落とし面36eをロックコア33の凸壁34の相補テーパ面を有した側面34a、34bに密着、係合させ、以て永久磁石片36とロータコア33とを接着固定に加えて、機械的ロック構造による固定構造を有した同期機のロータ30を構成した。
請求項(抜粋):
固定子の内周に回転可能に配置され、実質的に円筒形のロータコアの周面に貼り付け固定された複数の永久磁石片を有した同期機のロータにおいて、前記の各永久磁石片は、ロータの回転中心の軸心方向に見て前端面と後端面とを備え、また、それらの両端面と交叉する両側面を備えると共にロータコアの外周に沿う湾曲上下面を備え、前記両側面には、前記前端面及び後端面に接して夫々上面側から下面側へ末広な所定のテーパ付き切欠き面を備えた多角形の永久磁石片から成り、前記円筒形のロータコアは、その周面に、周方向に所定の間隔で配設され、かつ、軸方向に延設された複数の凸壁と、該複数の凸壁間に形成され、前記各永久磁石片を前記ロータコアの周面の外側から落とし込むことにより、遊嵌する凹形取付座面と、前記各凸壁の側面に形成されると共に前記各永久磁石片の切欠き面が有するテーパと相補形のテーパを有し、かつ、該各永久磁石片の落とし込み設置に応じて、該永久磁石片の前記両側面が該凹形取付座面に遊嵌後、該凹形取付座面に対して垂直な軸線回りに前記各永久磁石片を回転させたとき、前記テーパ付き切欠き面が密着、係合する略蟻溝状の凹所とを具備して成り、以て前記永久磁石片の切欠き面と前記ロータコアの蟻溝状の凹所との密着、係合により機械的ロック構造が形成され、前記各永久磁石片の前記ロータコアの周面からの剥離、離脱を阻止する構成としたことを特徴とする同期機のロータ。
IPC (2件):
H02K 1/27 501 ,  H02K 1/27
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-001564

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