特許
J-GLOBAL ID:200903008608212368

クロマト分離法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-329516
公開番号(公開出願番号):特開平6-170112
出願日: 1992年12月09日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 クロマトグラフィーにより、分離剤に対する吸着力の異なる少なくとも3種類の成分を含有する混合流体から、3成分がそれぞれ富化された流体を分取する。【構成】 分離剤が充填された単位床が環状に結合された擬似移動床類似の充填床を用い、○原料流体を導入しつつ吸着力が中程度の成分に富む流体を抜出すか、又は脱着流体を導入しつつ吸着力が強い成分又は弱い成分に富む流体を抜出す○流体の供給抜出しを行なわずに、充填床内の流体を循環的に移動させるの工程を反復する。但し脱着流体を導入する工程を複数回行なったのち原料流体を導入する工程を行なう。
請求項(抜粋):
内部に分離剤が充填されている多数の単位床を環を形成するように直列に接続して成り、内部を流体が一方向に循環し得るように構成されている充填床に、分離剤に対して吸着力の異なる少なくとも3種類の成分を含む原料流体と脱着流体とを供給し、充填床内で流体を一方向に移動させて各成分を相互に分離すると共に、充填床から各成分についてその成分の富化された流体を抜出すクロマト分離法において、少なくとも次の(1)〜(3)の工程から成るサイクルを反復することを特徴とする方法。(1)充填床内の流体の循環を停止した状態で、予じめ定められた単位床(A)に原料流体を供給し、充填床内の流体を該単位床(A)から他の単位床(B)に向けて移動させ、少なくとも当該他の単位床(B)から吸着力が中程度の成分に富む流体を抜出す原料供給工程(2)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜出しを行なわずに、充填床内の流体を循環的に移動させる循環工程(3)(イ)充填床内の流体の循環を停止した状態で、或る単位床(C)に脱着流体を供給し、充填床内の流体を該単位床から他の単位床(D)に向けて移動させ、当該他の単位床(D)から吸着力の弱い成分に富む流体を、単位床(C)と(D)との間の単位床から吸着力の強い成分に富む流体をそれぞれ抜出す段階(ロ)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜出しを行なわずに、充填床内の流体を循環的に移動させる段階の両段階から成る脱着工程を反復して、充填床内の各成分の濃度分布を原料供給工程の開始時の状態にまで復帰させる復帰工程。但し、脱着工程を反復するに際しては、脱着流体を供給する単位床並びに吸着力の強い成分に富む流体を抜出す単位床及び吸着力の弱い成分に富む流体を抜出す単位床は、相互の相対的位置関係を維持したままで、毎回下流方向に移動させるものとする。
IPC (4件):
B01D 15/00 101 ,  B01D 15/08 ,  G01N 30/44 ,  G01N 30/80
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-227804

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