特許
J-GLOBAL ID:200903008616706264
CV黒鉛鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄の製造プロセスおよびそのための装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
白井 博樹 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-521249
公開番号(公開出願番号):特表2001-523764
出願日: 1998年11月17日
公開日(公表日): 2001年11月27日
要約:
【要約】ある種の鋳鉄溶湯が固化するときにとる微細構造を、四つの独立の計算を行って最良の結果を与える計算を選ぶことによって、高い正確さで予測することができる。計算は好ましくはコンピューターで行われる。
請求項(抜粋):
CV黒鉛鋳鉄鋳物または球状黒鉛鋳鉄鋳物を製造するためのプロセスであって、前記プロセスがサンプリング装置と、時間の関数として温度を監視する手段と、前記鋳物を製造するもととなる溶融鋳鉄に構造改良剤を添加する手段とを備え、前記プロセスが、a)選択された鋳造法について以下の較正を実施するステップ、すなわち; ?@CV黒鉛鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄を得るために溶湯に加えるべき構造改良剤の量を、第一のコントロール係数γの関数として決定すること、ただし γ=(TAmax-TAmin)/(TBmax-TBmin)上記式においてTAmaxは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の中央部で記録された冷却曲線の極大値であり;TAminは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の中央部で記録された冷却曲線の極小値であり;TBmaxは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の壁際で記録された冷却曲線の極大値であり;TBminは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の壁際で記録された冷却曲線の極小値である; ?ACV黒鉛鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄を得るために溶湯に加えるべき構造改良剤の量を、第二のコントロール係数φの関数として決定すること、ただし φ=(TA′max)/(TB′max)上記式においてTA′maxは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の中央部で記録された冷却曲線の一次導関数の最大値であり;TB′maxは、鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の壁際で記録された冷却曲線の一次導関数の最大値である; ?BCV黒鉛鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄を得るために溶湯に加えるべき構造改良剤の量を第三のコントロール係数(ρB)の関数として決定すること、ただしここに前記ρB は鋳鉄サンプルの固化過程でサンプル容器の壁際で記録された冷却曲線の一次導関数の第一のピークの下の面積である; ?CCV黒鉛鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄を得るために溶湯に加えるべき構造改良剤の量を、第四のコントロール係数κの関数として決定すること、ただし κ=σA/σB上記式においてσAは、サンプル容器の中央部で記録された冷却曲線の一次導関数の第二のピークの下の面積であり;σBは、サンプル容器の壁際で記録された冷却曲線の一次導関数の第二のピークの下の面積である;からなるステップと、b)特定の溶融鋳鉄サンプルについて、固化の過程で、サンプル容器の中央部およびサンプル容器の壁際でそれぞれ冷却曲線を記録するステップと、c)ステップb)で得られた温度時間曲線に関するコントロール係数γ、φ、ρB、およびκを計算し、このなかから最も正確な結果を与える一つを選択するステップと、d)溶湯に添加するべき構造改良剤の量(Va)を計算するステップと、e)計算された量の構造改良剤を添加するステップと、f)既知の方法で鋳造作業を実施するステップと、からなる、CV黒鉛鋳鉄鋳物または球状黒鉛鋳鉄鋳物を製造するためのプロセス。
IPC (2件):
FI (2件):
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