特許
J-GLOBAL ID:200903008625967470

減衰力可変型緩衝器およびこれに適する磁性流体流動制御機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小塩 豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-002907
公開番号(公開出願番号):特開平8-189542
出願日: 1995年01月11日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 磁性流体を用いて減衰力を変化させるのに利用される伸縮式や回転式などの減衰力可変型緩衝器に関するものであり、比較的小さな電力で所望の大きさの減衰力を発生することができるようにする。【構成】 環状すき間42,52によって形成される磁性流体の流路に、電磁石47,57によって磁性流体の流れの方向に対して直交する方向の磁場を印加して、磁性流体の磁場による粘性増加および磁場の磁性流体に及ぼす磁気力の作用を多段で利用して磁性流体の流路に圧力差を生じさせる減衰力可変型緩衝器の磁性流体流動制御機構において、電磁石47,57のコア48,58の極部に磁場を集中させる磁気回路が構成されているとともに、磁場印加部位の流路断面積が電磁石47,57を跨ぐかたちで電磁石47,57の流路方向の長さの2倍程度以上の長さにわたって一様で、かつ、各電磁石部間の流路には磁性流体だまり202,212を設けた。
請求項(抜粋):
作動油として磁性流体を用い、前記磁性流体の流路に、電磁石によって前記磁性流体の流れの方向に対して直交ないしはほぼ直交する方向の磁場を印加し且つ前記磁場を印加する部位を前記磁性流体の流れの方向において複数個所以上形成し、前記磁場を印加する部位における前記電磁石のコアの極部が直接ないしはほとんどギャップのない状態で磁性流体に接していて、前記磁性流体の磁場による粘性増加を利用するとともに前記磁場の磁性流体に及ぼす磁気力の作用を複数段以上で利用することにより、前記磁性流体の流路に圧力差を生じさせる磁性流体流動制御機構をそなえた減衰力可変型緩衝器において、前記磁場を印加する部位で電磁石のコアの極部に磁場を集中させる磁気回路が構成されているとともに、前記磁場を印加する部位における流路の断面積が電磁石を跨ぐかたちで電磁石の流路方向の長さの2倍程度以上の長さにわたって一様であり、かつ、各電磁石部間の流路には磁性流体だまりが設けてあることを特徴とする減衰力可変型緩衝器。
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 減衰力可変型緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-057522   出願人:科学技術庁金属材料技術研究所長, 株式会社共石製品技術研究所, 日産自動車株式会社

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