特許
J-GLOBAL ID:200903008671200787

炭酸ジメチルの連続的製法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-269950
公開番号(公開出願番号):特開平6-025104
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【構成】 本発明は、炭酸ジメチルの新規な工業的製造法に関する。一酸化炭素と亜硝酸メチルとを原料として、白金族金属および/またはその化合物を担持した或いは白金族金属および/またはその化合物並びに助触媒を担持した固体触媒の存在下、気相反応による炭酸ジメチルの製造を、工業的に有利に実施することのできる新規なプロセスを提供するものである。本プロセスは、反応工程、吸収工程、再生工程、抽出工程、蒸留工程の5工程からなるプロセスを特徴とする炭酸ジメチルの連続製造法である。【効果】 本発明の方法では、極めて工業的に有利に炭酸ジメチルが得られることを見出し、その連続的製法の発明を供するものである。
請求項(抜粋):
1.白金族金属及び/またはその化合物を担持した或いは白金族金属及び/またはその化合物並びに助触媒を担持した固体触媒を充填した反応器に、一酸化炭素と亜硝酸メチルを含有するガスを導入し、気相で接触反応させて、炭酸ジメチルを含む反応生成物を得る第一工程、2.第一工程における反応生成物を吸収塔に導き、吸収溶媒としてシュウ酸ジメチルを添加して、第一工程の接触反応で生成した一酸化窒素を含有する非凝縮ガスと生成した炭酸ジメチルを吸収した吸収液とに分離する第二工程、3.第二工程における非凝縮ガスを再生塔に導き、供給する分子状酸素含有ガスおよびメタノールと接触させ、塔出口ガス中の一酸化窒素が2〜7容量%になるように非吸収ガス中の一酸化窒素を亜硝酸メチルに再生し、第一工程の反応器に循環供給する第三工程、4.第二工程で得られた炭酸ジメチルとメタノールおよびシュウ酸ジメチルの混合液に更にシュウ酸ジメチルを添加しながら炭酸ジメチルをメタノールから抽出蒸留分離する第四工程、5.第四工程におけるメタノールから分離された炭酸ジメチルとシュウ酸ジメチルの混合物から炭酸ジメチルを蒸留分離して炭酸ジメチルを製品として得る。また、シュウ酸ジメチルは、第四工程に循環供給する第五工程、の各工程から成ることを特徴とする炭酸ジメチルの連続的製法。
IPC (5件):
C07C 69/96 ,  B01J 23/44 ,  C07C 68/00 ,  C07C 68/08 ,  C07B 61/00 300

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