特許

J-GLOBAL ID：200903008686357500

メンタルストレス判定装置

発明者： 柳井 達美 ,  岸 則政
出願人/特許権者： 日産自動車株式会社
代理人 (1件)： 菊谷 公男 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-194978
公開番号（公開出願番号）：特開平11-019075
出願日： 1997年07月04日
公開日（公表日）： 1999年01月26日
要約：

【要約】【課題】 簡易的な測定装置を用いて被験者の脳波を測定し、客観的に精度よく定常的なメンタルストレスの有無を判定する。【解決手段】 タスク/レスト提示装置1で一時的ストレスを与えつつ、被験者の額部に電極を取り付ける脳波データ簡易測定装置2で脳波データを測定し、脳波データ信号処理回路3の周波数パワー算出回路13では、瞬きによる筋電信号等のノイズデータを破棄し、周波数帯別のパワースペクトルを算出する。周波数パワー加算回路14で、タスク状態、安静閉眼のレスト状態の周波数毎にパワースペクトルを加算し、α波パワー正規化回路15で、タスク状態とレスト状態のそれぞれで、脳波の全周波数帯でのパワースペクトルとα波の周波数帯でのパワースペクトルの比率を算出する。メンタルストレス判定回路4はタスク状態での比率とレスト状態での比率を比較し、メンタルストレスの有無を判定する。

請求項（抜粋）：

被験者に一時的ストレスを与えるタスク提示手段と、被験者の脳波データを測定する脳波データ簡易測定手段と、該脳波データ簡易測定手段により測定した脳波データの周波数解析を行い、脳波の全周波数帯に相当するパワースペクトルとα波に相当する周波数帯のパワースペクトルの比である正規化α波パワーを算出する脳波データ信号処理手段と、該脳波データ信号処理手段により算出した正規化α波パワーに基づいて、メンタルストレスを判定するメンタルストレス判定手段とを有することを特徴とするメンタルストレス判定装置。