特許
J-GLOBAL ID:200903008774510210

負圧式倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-212254
公開番号(公開出願番号):特開平11-048949
出願日: 1997年08月06日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 小型化可能な負圧式倍力装置を提供すること。【解決手段】 通常作動時における装置の入出力比は、リアクションディスク54からの反力を受ける第1当接部301及び第2当接部302の面積とリアクションディスク54と出力ロッド55との当接面積との比に依存させ、自動作動機構48の作動時における装置の入出力比は、リアクションディスク54からの反力を受ける第2当接部302の面積とリアクションディスク54と出力ロッド55との当接面積との比に依存させた。
請求項(抜粋):
内部に少なくとも一つの圧力室を形成するハウジングと、前記ハウジング内に前記ハウジングに対して前進及び後退可能に設置され、前記圧力室を、負圧源に連通される前室と前記負圧源および大気に選択的に連通される後室とに分割する可動壁と、前記可動壁に結合されたパワーピストンと、前記パワーピストンの内部に前記パワーピストンに対して前進及び後退可能に設置され、ブレーキ操作によって移動可能な入力部材と、前記パワーピストン内に配設され、前記入力部材の移動に応じて、前記後室を前記前室に連通すると共に大気から遮断する出力減少作用状態と前記後室を前記前室及び大気から遮断する出力保持作用状態及び前記後室を前記前室から遮断して大気に連通する出力増加作用状態に切り換える弁機構と、前記ブレーキ操作による前記可動壁の移動に伴った前記パワーピストンの第1の推進力を主出力として装置外に出力する出力部材と、前記入力部材の移動とは独立して前記弁機構を前記出力増加作用状態とし、前記パワーピストンに第2の推進力を生じさせて前記出力部材に補助出力を付加する自動作動機構と、前記入力部材と前記出力部材との間に配設され、前記パワーピストンに前記第1の推進力が生じた際に前記第1の推進力に応じた反力を前記入力部材に印加することにより前記入力部材を後方へ移動させて前記弁機構を前記出力増加作用状態から前記出力保持作用状態へと移行させるとともに、前記パワーピストンに前記第2の推進力が生じた際に前記第2の推進力に応じた反力を前記入力部材に印加することにより前記入力部材を後方へ移動させて前記弁機構を前記出力増加作用状態から前記出力保持作用状態へと移行させ、その後方側で前記入力部材に当接しその前方側で前記出力部材に当接し、前記入力部材における前記反力が作用する面積と前記出力部材との当接面積との比で前記ブレーキ操作に伴う入力と前記出力部材が出力する前記主出力と前記補助出力との和との比を決定する反力部材と、前記自動作動機構の作動に伴って、前記入力部材における前記反力が作用する面積と前記反力部材と前記出力部材との当接面積との比を変化させる変化機構と、を備えた負圧式倍力装置。

前のページに戻る