特許
J-GLOBAL ID:200903008795768765

粗悪燃料を用いる発電方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-249154
公開番号(公開出願番号):特開平5-087315
出願日: 1991年09月27日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】【目的】 石炭、重質油等の粗悪燃料を用いる発電方法において、粗悪燃料よりガスを発生させる流動層ガス化炉の固形残渣を酸化してその燃焼ガスで前記流動層ガス化炉の発生ガスを燃焼させる流動層酸化炉の燃焼ガスの発生量を減少させて、機器を小型化する。【構成】 粗悪燃料を流動層ガス化炉1でガス化し、この発生ガスを石灰石で脱硫し、ニッケルを含んだ触媒によってアンモニア、シアンを分解する。流動層ガス化炉1の固形残渣を流動層酸化炉19で酸素含有ガスで酸化するに当って、圧縮空気と熱交換させて温度を600°C〜1000°Cに調整して発生ガス量を抑制する。前記脱硫とアンモニア、シアンの分解を行った流動層ガス化炉1の発生ガスと、流動層酸化炉19の発生ガスと、同炉19で熱交換を行った圧縮空気とをコンバスター7において燃焼させ、この燃焼ガスでガスタービン9を、同ガスタービン9を出た燃焼ガスで発生した蒸気でスチームタービン11をそれぞれ駆動して発電を行う。
請求項(抜粋):
流動層ガス化炉へ粗悪燃料を供給し、同流動層ガス化炉で粗悪燃料中の炭素の40%以上をガスに転換した後、前記流動層ガス化炉で発生したガスを石灰石により脱硫し、その後ニッケルを含んだ触媒と接触させて同発生ガス中のアンモニア、シアンを分解し、前記流動層ガス化炉で生成された固形残渣分を酸素含有ガスが供給される流動層酸化炉に移送して、同流動層酸化炉内において前記固形残渣分と酸素含有ガスとを圧縮空気と熱交換させて600°C〜1000°Cの範囲に温度調整を行いながら前記固形残渣分を酸化してガスを発生し、前記脱硫及びアンモニア、シアンの分解が行われた前記流動層ガス化炉の発生ガスと前記流動層酸化炉の発生ガスと流動層酸化炉で熱交換を行った前記圧縮空気とをコンバスターにおいて燃焼して燃焼ガスとし、同燃焼ガスでガスタービンを、同ガスタービンを出た前記燃焼ガスによって発生した蒸気でスチームタービンをそれぞれ駆動し、前記ガスタービンと前記スチームタービンとで発電機を回転して発電を行なうことを特徴とする粗悪燃料を用いる発電方法。
IPC (3件):
F23G 5/027 ,  F01K 23/06 ,  F23C 11/02

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