特許
J-GLOBAL ID:200903008806840650

内部燃焼型改質器を使用する燃料電池発電における炭酸ガス、窒素ガス及びアルゴンガスの回収、固定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-266525
公開番号(公開出願番号):特開平11-111320
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、現在最高の発電効率を持つ燃料電池発電技術を使用し、最少の炭酸ガス発生で発電した上、発生炭酸ガスを全量回収し、同時に窒素ガス、アルゴンガスも高純度に分離、回収する手段及び回収炭酸ガスの処理の1方法をも提供する。【解決手段】 燃料電池発電は、火力発電と異なり燃料と空気の混合燃焼反応を伴わず、改質された燃料と空気が別々に燃料電池の電極に導入されて電力を発生させる。この特徴を利用して、空気極側出口の窒素濃縮ガスから残存酸素を分離して高純度窒素ガスを製造し、また燃料極出口流から濃縮炭酸ガスを分離して分離後の未反応燃料を前記分離酸素と共に改質器へ循環して改質器内で燃焼させて熱源とし、結果として液体炭酸ガス、高純度窒素ガス、アルゴンガス製品を発電副産物として製造する。また回収炭酸ガスを高純度窒素ガスと共にアンモニア、尿素工場で尿素として合成活用する例も紹介する。
請求項(抜粋):
炭化水素原料が改質器及び一酸化炭素転化反応器によって水素に富む改質ガスとされ、該改質ガスと空気が燃料電池内の別々の電極に供給されて、空気中の酸素と改質ガス中の水素を反応させて電力を発生させる燃料電池発電において、電力発生の際に得られる空気電極側の窒素濃縮ガスは水分が除去された後、分離装置に供給されて酸素と窒素が分離され、燃料電極側で得られる炭酸ガスと未反応燃料は他の分離装置に供給されて炭酸ガスと未反応燃料に分離され、分離された酸素と未反応燃料及び燃料電池内部の熱回収部から抜き出された水蒸気は改質器へ循環されて、酸素は改質器内で原料炭化水素と燃焼反応させて改質器で必要とされる熱量が供給され、燃料電池の燃料電極側から炭酸ガスと未反応燃料を分離する際に一部抜き出されたアルゴンガスに富む残燃料は、燃焼炉で改質器へ循環される分離酸素の一部と燃焼させられて、さらにアルゴンガスに富む混合ガスが得られることを特徴とする内部燃焼型改質器を使用する燃料電池発電における炭酸ガス、窒素ガス及びアルゴンガスの回収、固定方法。
IPC (3件):
H01M 8/06 ,  B01D 53/04 ,  H01M 8/02
FI (6件):
H01M 8/06 G ,  H01M 8/06 B ,  H01M 8/06 R ,  H01M 8/06 S ,  B01D 53/04 B ,  H01M 8/02 N

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