特許
J-GLOBAL ID:200903008871569904

3塔式極低温精留システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-114173
公開番号(公開出願番号):特開平6-018164
出願日: 1993年04月19日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 昇圧操業下でも高い製品回収率で窒素、酸素及びアルゴンを製造することのできる空気極低温精留技術の開発。【構成】 供給空気50を第1塔4内で窒素富化蒸気と酸素-アルゴン富化流体とに分離し、第1塔からの酸素-アルゴン富化液体53を第1塔より低圧で運転されそして底部再沸器54を有する第2塔7内で窒素リッチ蒸気と酸素-アルゴンリッチ流体とに分離し、第2塔からの酸素-アルゴンリッチ液体57を第2塔より低圧で運転されそして底部再沸器58を有する第3塔10内でアルゴンリッチ流体と酸素リッチ流体とに分離する。窒素リッチ蒸気の第1部分60を製品窒素61として回収し、酸素リッチ流体を製品酸素65として回収し、アルゴンリッチ流体を製品アルゴン74として回収する。本発明は、流れが高圧帯域から低圧帯域へと一方向のみにある直接的に順序づけられたシステムである。
請求項(抜粋):
空気の極低温精留により窒素、酸素及びアルゴン製品を製造する方法であって、(A)供給空気を10.5〜24.5kg/cm2絶対圧(150〜350psia)の範囲内の圧力で運転される第1塔内に導入しそして供給空気を該第1塔内での極低温精留により窒素富化蒸気と酸素-アルゴン富化流体とに分離する段階と、(B)前記第1塔からの酸素-アルゴン富化流体を該第1塔の圧力より低い圧力で運転されそして底部再沸器を有する第2塔内に通入しそして酸素-アルゴン富化流体を該第2塔内での極低温精留により窒素リッチ蒸気と酸素-アルゴンリッチ流体とに分離する段階と、(C)前記窒素富化蒸気を前記第2塔底部再沸器内のと酸素-アルゴンリッチ流体との間接熱交換により凝縮せしめて、窒素富化液体と酸素-アルゴンリッチ蒸気生成し、該窒素富化液体を第1塔のための還流液体として使用しそして該酸素-アルゴンリッチ蒸気を第2塔のための還流蒸気として使用する段階と、(D)前記第2塔からの酸素-アルゴンリッチ流体を第2塔の運転圧力より低い圧力で運転しそして底部再沸器を有する第3塔に通入しそして該酸素-アルゴンリッチ流体を第3塔内での極低温精留によりアルゴンリッチ流体と酸素リッチ流体とに分離する段階と、(E)前記窒素リッチ蒸気の第1部分を製品窒素として回収する段階と、(F)窒素リッチ蒸気の第2部分を第3塔底部再沸器内の酸素リッチ流体との間接熱交換により凝縮せしめ、該窒素リッチ液体を第2塔のための還流液体として使用しそして酸素リッチ蒸気を第3塔のための還流蒸気として使用する段階と、(G)酸素リッチ流体を製品酸素として回収しそしてアルゴンリッチ流体を製品アルゴンとして回収する段階とを包含する空気の極低温精留窒素、酸素及びアルゴン製造方法。
IPC (2件):
F25J 3/04 104 ,  F25J 3/04

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