特許
J-GLOBAL ID:200903008880554189

海水の脱塩方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 吉武 賢次 ,  中村 行孝 ,  紺野 昭男 ,  横田 修孝 ,  堅田 健史
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-510390
公開番号(公開出願番号):特表2004-503367
出願日: 2000年09月27日
公開日(公表日): 2004年02月05日
要約:
本発明は、海水および塩水の脱塩、および燃焼装置からでる排気中の有害なCO2ガスの除去に関する。二酸化炭素(CO2)濃度の高い排気を処理室に導入し、海水を、塩分子を弱らせるための触媒として使用するアンモニアと混合した後、室の中にポンプで送り込み、最上部の近くにある多くの地点で細かい霧状のものとして散布し、そこで塩をCO2ガスに曝す。水中のアンモニアが塩分子(NaCl)の内部結合を弱くし、Cl原子を吸引し、付加する。室中のCO2は塩分子のNa原子を吸引して付加し、結合をさらに弱くし、塩分子を分裂させる。二種類の重い固体が形成され、下にある清澄器中で除去される。塩1トンあたり大量の脱塩された海水は清澄器の上部から流れ、地域社会や農業に利用される。これによって、処理室から環境中に放出される前に、排気中の有害なCO2も除去される。固体のNH4Clはアンモニアを得るために再循環使用され、第二の固体NH2CO3は販売可能な生成物であり、本製法の経費を十二分に賄うことができる。
請求項(抜粋):
海水または塩水の脱塩方法であって、 アンモニア(NH3)を前記水と混合し、有効量の水酸化アンモニウムNH4OHを形成し、前記水中に存在するNaCl塩分子と反応させ、前記NaCl分子中の結合を弱くすることと、 閉鎖された処理室中の最上部近くで前記水を細かい霧状のものとして噴霧することと、 前記噴霧した水を有効量のCO2燃焼排気に曝し、前記弱くした塩分子と反応させ、前記処理室の下にある清澄器中で炭酸ナトリウム(Na2CO3)および塩化アンモニウム(NH4Cl)の固体を形成し除去し、固体を沈降させ下部流出口パイプを通して除去し、脱塩された水を前記清澄器から上部流として排出することを含んでなる、方法。
IPC (1件):
C02F1/58
FI (1件):
C02F1/58 L
Fターム (9件):
4D038AA03 ,  4D038AB39 ,  4G075AA04 ,  4G075AA13 ,  4G075AA37 ,  4G075BA01 ,  4G075BD13 ,  4G075EB01 ,  4G075EC01
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 化学大事典1 縮刷版, 19740310, 縮刷版第16刷, 「アンモニア-ソーダ法」の項

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