特許
J-GLOBAL ID:200903008929628361
軸力測定方法および軸力測定装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-085818
公開番号(公開出願番号):特開平11-218452
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 ボルト等の長尺部品の軸力を超音波の伝播時間に基づき測定する方法において、軸力をかける前後での測定が不要で精度の高い測定方法を提供する。【解決手段】 あらかじめ測定対象となるボルトと同種のボルトにより、超音波の横波、縦波の各々がボルト全長を往復する伝播時間と、軸力との関係である軸力算出関数(50,52)を求める。測定対象となるボルトに軸力がかかった状態で横波、縦波の伝播時間(TS,TL)を求める。軸力算出関数と、伝播時間から測定軸力(FS,FL)を算出し、各々に修正変数(dS,dL)を加算し、暫定軸力(FS*,FL*)を得る。ここで、dL= dS(vL/vS)である。修正変数の値を変えて二つの暫定軸力(FS*,FL*)の差が実質的に最小となるときの、これらの値の平均を軸力Fとする。
請求項(抜粋):
長尺部品の軸方向に加わる力である軸力を、当該長尺部品中を伝わる音波の、当該長尺部品の所定の点の間の伝播時間に基づき測定する軸力測定方法であって、測定対象となる長尺部品と同種の部品にて、音波の横波の伝播時間と軸力との関係を示す横波軸力算出関数および音波の縦波の伝播時間と軸力との関係を示す縦波軸力算出関数を求めるステップと、測定対象となる長尺部品に実際に軸力が加えられたときの音波の横波および縦波の各々の伝播時間を測定するステップと、前記横波軸力算出関数と横波の伝播時間から求めた測定横波軸力に修正変数を加算し、暫定横波軸力を算出するステップと、前記縦波軸力算出関数と縦波の伝播時間から求めた測定縦波軸力に、前記修正変数に軸力0のときの横波と縦波の音速比を乗じた値を加算し、暫定縦波軸力を算出するステップと、前記修正変数を変更し、前記暫定横波軸力と前記暫定縦波軸力の差が実質的に最小となるときのこれらの値を実際の軸力とするステップと、を有する、軸力測定方法。
IPC (2件):
G01L 5/00 103
, G01L 1/00
FI (2件):
G01L 5/00 103 C
, G01L 1/00 C
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