特許

J-GLOBAL ID：200903008957694981

SLO発現ベクター、そのベクターで形質転換された菌株、そのベクターの製造方法、及びSLOの製造方法

発明者： 山田 彰一 ,  山下 伸也
出願人/特許権者： 日本水産株式会社 ,  日水製薬株式会社
代理人 (1件)： 光来出 良彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-028028
公開番号（公開出願番号）：特開平6-237775
出願日： 1993年02月17日
公開日（公表日）： 1994年08月30日
要約：

【要約】【目的】 S. pyogenes の培養よりも生産量が多い、SLO(ストレプトリジンO)を発現することができるSLO発現ベクター、形質転換微生物、SLO発現ベクターの製造方法、SLOを製造する方法を提供する。【構成】 バシラス属に属する菌株において発現する機能を有する、バシラス属に属する菌株由来の種々の遺伝子のプロモータを含むDNA断片、又はプロモータと少なくともプレを含むDNA断片を、マチュアslo構造遺伝子の上流に配置して、SLO発現ベクターを構成する。プロモータには、枯草菌のspoOA遺伝子、アルカリプロテアーゼ遺伝子、P-43遺伝子のものが選択できる。また、プレには、slo遺伝子自身のもの、アルカリプロテアーゼのものが選択できる。このような組合せ及び培養条件の検討により、元株S. pyogenes の産生するSLO活性に比べ、約3.5〜32倍の活性を有するSLOが産生される。図12に元株S. pyogenes と本発明の組み換え枯草菌との溶血活性の比較を示す。

請求項（抜粋）：

バシラス属に属する菌株においてストレプトリジンOの発現を機能させることができるバシラス属に属する菌株の遺伝子のプロモータを含むDNA断片が、ストレプトリジンOをコードする構造遺伝子の上流に配置されていることを特徴とするストレプトリジンO発現ベクター。

IPC (6件)：

C12N 15/75 ZNA ,  C12N 1/21 ,  C12N 15/31 ,  C12P 21/02 ,  C12R 1:125 ,  C12R 1:46