特許
J-GLOBAL ID:200903008982387830

原油常圧蒸留装置における熱回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 喜平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-286399
公開番号(公開出願番号):特開2004-123807
出願日: 2002年09月30日
公開日(公表日): 2004年04月22日
要約:
【課題】原油常圧蒸留装置からの排熱を可能な限り抑制し、エネルギー効率の向上を図ることができる熱回収方法を提供する。【解決手段】脱塩器11の上流部分の原油温度について上方限界を見つけるとともに、脱塩器11の上流部分の温度低下によって脱塩及び脱水性能が低下したときの下方限界を見つけ、脱塩器11の上流部分における原油の加熱温度を調整し、脱塩器11の下流部分での熱回収を向上させるようにした。これにより、脱塩器の上流部分における原油の温度を下げ、蒸留塔から取り出した排熱の多くを脱塩後の原油の加熱に利用することができ、原油常圧蒸留装置におけるエネルギー効率を高めることできる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
原油を加熱する工程と、加熱した原油に洗浄水を加えて脱塩を行う工程と、脱塩処理した原油を蒸留塔で各種成分に分留する工程とを有し、前記蒸留塔の排熱を、蒸留塔に導入する原油の加熱と脱塩前の原油の加熱に利用する原油常圧蒸留装置における熱回収方法において、 前記蒸留塔の塔頂部から排出されたガスを冷却し、ガス中の水分を排出する工程と、 前記水分の排出量を計測する工程と、 前記排出量の許容範囲を予め設定する工程と、 前記脱塩器の上流部分における原油の温度調整を行う際の基準となる前記水分の排出量の基準値を、前記許容範囲内で予め設定する工程と、 前記水分の排出量の検出結果が前記基準値より大きいときに、前記脱塩器の上流部分における原油の加熱温度を下げるように指令を出力する工程と、 前記蒸留塔の塔頂部から排出されたガス中の塩素濃度を計測する工程と、 前記脱塩器の上流部分における原油の温度調整を行う際の基準となる前記塩素濃度の基準値を、前記ガス中の塩素濃度の許容範囲内で予め設定する工程と、 前記塩素濃度の検出結果が、前記基準値より低いときに、前記脱塩器の上流部分における原油の加熱温度を上げるように指令を出力する工程と、 を有することを特徴とする原油常圧蒸留装置における熱回収方法。
IPC (1件):
C10G7/12
FI (1件):
C10G7/12
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る