特許
J-GLOBAL ID:200903008997712052

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-273707
公開番号(公開出願番号):特開平6-101676
出願日: 1992年09月17日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】 ケーシング内の潤滑油が圧縮室側に漏出するのを防止し、清浄な圧縮空気等を吐出できるようにして信頼性を向上させる。【構成】 旋回スクロール7の鏡板8に、中間の圧縮室19Bを圧力室14内に連通させる中間圧の導入路25を形成し、吸込ポート20から吸込む空気の圧力(大気圧)よりも高く、吐出ポート21から吐出される圧縮空気の圧力よりも低い中間圧としての空気圧を圧力室14内に生じさせる。そして、圧力室14内の空気圧の一部をケーシング1の室A内に導出すべく、前側ケーシング3のスラスト受部3A等に空気圧の導出路26を形成し、導出路26の途中には小径の絞り部26Aを形成することにより、導出路26内を流通する空気圧に絞り部26Aの前,後で圧力差を生じさせ、圧力室14内を大気圧よりも高い圧力状態に保持するようにする。
請求項(抜粋):
基端側に軸受部が設けられ、先端側にスラスト受部が該軸受部の軸線と略直交する方向に延びるように設けられた筒状のケーシングと、該ケーシングの軸受部に回転可能に設けられ、先端側が該ケーシング内に伸長してクランク軸となり、基端側が該ケーシング外に突出した駆動軸と、鏡板の背面側が前記ケーシングのスラスト受部に摺接するように該駆動軸のクランク軸に旋回可能に設けられ、鏡板の前面側にうず巻状のラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールを前記ケーシングのスラスト受部との間で挟むように前記ケーシングの先端側に固着され、鏡板に該旋回スクロールのラップ部と重なり合ううず巻き状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールのラップ部と前記旋回スクロールのラップ部との間にそれぞれ形成され、吸込ポートから吸込んだ流体を圧縮しつつ、吐出ポートから吐出させる複数の圧縮室と、前記ケーシング内に収容した潤滑油が該各圧縮室内に浸入するのを防止すべく、前記ケーシングまたは固定スクロールと旋回スクロールとの間に設けられたシール部材とからなるスクロール式流体機械において、前記ケーシングのスラスト受部と固定スクロールとの間には、前記シール部材よりもケーシング側に位置し、少なくとも前記旋回スクロールの鏡板を外周側から取り囲む環状の圧力室を形成し、前記旋回スクロールの鏡板には、前記各圧縮室のうち、前記吸込ポートに連通する最外周側の圧縮室と吐出ポートに連通する最内周側の圧縮室との間の中間の圧縮室から該圧力室内に前記流体の中間圧を導く小径の通路を形成したことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (5件):
F04C 29/02 311 ,  F01C 1/02 ,  F04C 18/02 311 ,  F04C 25/02 ,  F04C 29/00

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