特許
J-GLOBAL ID:200903009021155163

油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-094465
公開番号(公開出願番号):特開平6-307404
出願日: 1993年04月21日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【目的】油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置において、作業装置の振動を抑制すると共に、起動時等の速度変化に際して大きな加速度が得られるようにする。【構成】制御ユニット7は、圧力変換器8,9から出力されるパイロット圧力信号及び変位計10から出力される変位信号を、所定周波数未満の振動成分を遮断するハイパスフィルタに通した後に、変位信号の高周波成分からブームシリンダ2の速度Vを算出し、パイロット圧力信号の高周波成分とその算出された速度からブームシリンダ2の推力Fを算出し、これらにそれぞれ所定のゲインをかけて流量指令値Δqを求め、制御信号を第2の流量制御弁11に出力する。流量制御弁11は流量指令値に相当する流量をアクチュエータに補助的に給排し、アクチュエータにダンパー作用を与えて振動を抑制する。
請求項(抜粋):
油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動され、作業装置を駆動する油圧アクチュエータと、油圧ポンプと油圧アクチュエータの間に接続され、操作手段の操作信号に応じて油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する流量制御弁とを備えた油圧駆動回路を持つ油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置において、(a)前記アクチュエータの変位を検出する第1の検出手段と;(b)前記操作手段の操作信号を検出する第2の検出手段と;(c)前記第1の検出手段で検出したアクチュエータの変位に基づき該アクチュエータの速度を算出するとともに、前記第2の検出手段で検出した操作信号とその算出したアクチュエータの速度とに基づき該アクチュエータの推力を算出する第1の演算手段と;(d)前記第1の演算手段で算出された前記アクチュエータの推力と速度のそれぞれに所定のゲインをかけて流量指令値を求める第2の演算手段と;(e)前記第1及び第2の検出手段によりそれぞれアクチュエータの変位及び操作手段の操作信号を検出してから前記第2の演算手段により流量指令値を求めるまでのいずれかの時点でフィルター処理を施し、所定周波数未満の振動成分を除去するフィルター手段と;(f)前記流量指令値に応じて前記アクチュエータに給排される圧油の流量を補助的に制御する流量制御手段と;を備えることを特徴とする油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置。
IPC (3件):
F15B 11/00 ,  E02F 3/43 ,  E02F 9/22

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